字幕付き「市民能」9月24日開催
2016年07月02日
能「葵上」の一場面=財団提供
演目は源氏物語を題材にした人気曲「葵上」。能楽師による見どころ解説、上演中の字幕表示もあり、初心者にも鑑賞しやすい舞台になりそうだ。
源氏の愛人だった六条御息所(観世流シテ方・大西智久)が怨霊となり、正室の葵上に打ちかかる物語。恐ろしい鬼の姿になって襲いかかる怨霊を聖者(福王流ワキ方・江崎正左衛門)が祈り伏せて成仏させるまでを描く。
2年前に現役の太鼓方では唯一の人間国宝に認定された金春流太鼓方、三島元太郎さんも囃子方の一人として出演。三島さんの妻が赤穂出身ということもあり、本公演のタイトルに「人間国宝認定記念」の冠を付けた。当日は能の上演に先立ち、三島さんが「高砂」を打ち、舞台上インタビューも行われる。
本公演は平成17年以降5回開催された「赤穂大石神社薪能」を継承し、同財団が市民有志の実行委員会と協力して主催。同財団は「能の鑑賞は難しいというイメージがありますが、少しでも多くの市民のみなさんに触れていただこうと、今回は解説や字幕など分かりやすい内容にしました。日本の伝統芸能である能を、気軽にご体験ください」と鑑賞を呼び掛けている。
小ホールで午後2時開演。入場券は全席指定で一般4000円、中学生以下1000円。7月4日(月)から同会館窓口、赤穂民報などで発売する。Tel43・5111。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2016年7月2日(2191号) 1面 (14,341,589byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
[ 文化・歴史 ]
ものづくり作家たちの共同展 [ 文化・歴史 ] 2013年06月05日プロ能楽師が小学校で出張講座 生誕100年、藤本東一良展 [ 文化・歴史 ] 2013年05月30日笛作り名人偲び和笛の演奏会 [ 文化・歴史 ] 2013年05月27日「黒崎墓所」で続く月例清掃 義士介錯の末孫が一族譜刊行 [ 文化・歴史 ] 2013年05月25日荒川十太夫の子孫が義士墓参 [ 文化・歴史 ] 2013年05月23日義士の逸話を一人ずつ読み物に [ 文化・歴史 ] 2013年05月18日赤穂美術協会展19日まで [ 文化・歴史 ] 2013年05月18日結成30周年の市民合唱団が定演 昭和初期の希少俳誌発見 [ 文化・歴史 ] 2013年05月11日高雄小で140周年シンポ 光沢鮮やか 昆虫標本展 [ 文化・歴史 ] 2013年04月29日兵庫ゆかりの版画家作品展 [ 文化・歴史 ] 2013年04月29日勇壮絢爛な五月人形展 [ 文化・歴史 ] 2013年04月27日
コメントを書く