坂越湾の東の浜から生島まで泳いで往復する坂越小学校（鍋島真弓校長）の海洋訓練が２４日にあり、参加した６年生児童２２人全員が無事完泳。喜びを分かち合った。
　明治・大正期の「海上運動会」の流れをくむ同校の伝統行事。今年も６月から学校プールで練習して本番に備えた。
　泳力別の３班に分かれた児童らは伴泳の教員やＯＢとともに浜を出発。大人たちの「ヨーイコーラ」の声援に子どもたちが「ドッテンコーラ」と呼応する独特の掛け声で励まし合いながら島を目指した。
　生島で保護者が用意した飴湯で水分補給して復路へ。出発から約１時間後に全員が保護者らの待つ浜へ帰還した。
　伝統の海洋訓練を楽しみにしていたという宮本陽向君（１１）は「やり切ったという気持ちが強い」と達成感を口にし、久保悠人君（１２）は「練習するうちにだんだん不安がなくなった。みんなで泳ぎ切れてうれしい」と笑顔だった。

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掲載紙面（PDF）：
2016年7月30日(2194号) 4面 (10,054,129byte)
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