字幕付きで初心者も「堪能」
2016年09月24日
字幕付きで上演された赤穂市民能
源氏の愛人だった六条御息所が生霊となって正室・葵上に襲いかかる物語。怨霊が聖者によって祈り伏せられるまでの緊迫感ある舞台を観世流シテ方の大西智久、福王流ワキ方の江崎正左衛門らが演じた。赤穂在住の能楽師、松本義昭さん=西有年=がワキツレで出演した。
上演前に能楽師による丁寧な演目解説があり、上演中は舞台横のスクリーンで台詞を字幕で投影。初めて能を見たという観客からも「物語の流れがよくわかり、鑑賞に集中できた」と好評だった。
この日の公演は、現役の太鼓方では唯一の人間国宝に認定されている赤穂ゆかりの金春流太鼓方、三島元太郎さんの「人間国宝認定記念」としても企画され、三島さんが「高砂」を演奏した。舞台上インタビューでは赤穂出身の妻との馴れ初めなど気さくに質問に応じた。「きょうはたくさんのお客さんに来ていただいてありがたい。赤穂でも、もっと能を盛り上げて」と話し、約330人の観客から大きな拍手が送られた。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2016年10月1日(2201号) 4面 (11,891,591byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
[ 文化・歴史 ]
赤穂で10回目「歓喜の歌」 [ 文化・歴史 ] 2012年12月09日大石神社100周年の記念図録 [ 文化・歴史 ] 2012年12月08日床一面の赤穂緞通展 吉良上野介の書状4通発見 [ 文化・歴史 ] 2012年12月07日高齢者大学の色紙書道展 [ 文化・歴史 ] 2012年12月07日中央義士会が『大石頼母助の系譜』刊行 [ 文化・歴史 ] 2012年12月04日第42回義士祭学童書道展 四季の絵手紙作品展 [ 文化・歴史 ] 2012年12月01日絵画同好会が第3回作品展 [ 文化・歴史 ] 2012年12月01日第18回習字紙上展の要項発表 赤穂高が読書奨励賞表彰 「オホサケ神」は“まちづくりの神” [ 文化・歴史 ] 2012年11月26日絵マップコン10周年を祝う 「これより播磨国」国境石を探訪 [ 文化・歴史 ] 2012年11月24日駅コンコースに“忠臣蔵絵巻”
コメントを書く