赤高生らが復興支援ボランティア
2016年10月01日
慰霊と鎮魂の気持ちを込めて演奏する雅楽部員たち=赤穂高校提供
東北での活動は昨秋に定時制生徒21人が行ったのに続いて2回目。江戸時代に赤穂から製塩方法が伝わった縁で震災後に交流が始まった気仙沼市を定時制17人と全日制の雅楽部員8人で訪問した。
貸切バスで16時間かけて現地に到着した一行は仮設住宅や復興支援住宅で、赤穂の塩を固めた円柱をミニ地蔵に加工する「塩の彫刻教室」を開催。装束を着けた雅楽部員が龍笛の演奏を披露した。仮設店舗が軒を連ねる気仙沼復興商店街では定時制生徒らが学校で栽培したひょうたんを素材に手作りした商売繁盛や交通安全のお守り約150個を各店にプレゼント。宮城県立気仙沼高校で生徒同士の交流会も行った。
活動2日目は津波による全壊から再建された「岩井崎塩づくり体験館」を訪問。草刈り奉仕や塩釜焚きの燃料となる薪割りに汗を流した。雅楽部員は再び装束に着替え、現地の人たちが見守る中、海に向かって演奏。慰霊と鎮魂の音色を響かせた。
「気持ちが届くように思いを込めて演奏しました」と部長の松本杏奴(あんぬ)さん(17)=2年=。昨年に続いて活動に参加した定時制生徒会長の横山昇一さん(18)=4年=は「昨年のことを覚えてくれていて、『今年もありがとう』と言ってもらえたのがうれしかった。卒業しても何らかの形で支援を続けたい」と話した。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2016年10月1日(2201号) 1面 (11,891,591byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
[ ボランティア ]
海外ボランティア説明会 黒鉄山頂が360度の大パノラマに 福祉施設に液晶テレビなど寄贈 [ ボランティア ] 2008年03月15日音声で郷土を紹介 [ ボランティア ] 2008年03月08日川をきれいに 市内各地で広がる高齢者交流 [ ボランティア ] 2008年03月07日今年も車椅子寄贈〜赤穂西中 【読者の声】人助けの親切な男性は? ふるさとの海岸にマツ植樹 真冬の海でアマモ移植 白杖歩行を実施訓練 卒業記念にノジギク植栽 元気に長生きを−友愛訪問実施中 [ ボランティア ] 2008年02月09日春の見ごろが楽しみな花苗植え替え 古典落語で初笑い [ ボランティア ] 2008年01月19日
コメントを書く