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「王者で新年迎える」世界戦へ気合い

 2016年12月17日 
「チャンピオンで新年を迎えたい」と抱負を語る小國以載選手
 赤穂出身のプロボクサー、小國以載(おぐに・ゆきのり)選手(28)=IBF世界スーパーバンタム級5位、角海老宝石ジム=が初めて挑む世界タイトルマッチは12月31日(土)、京都市北区の島津アリーナで行われる。小國選手は「ボクシング人生のすべてを懸ける」と一世一代の勝負に気合いをみなぎらせている。
 対戦相手はIBF同級王者のジョナタン・グスマン選手(27)=ドミニカ共和国=。22勝無敗、全試合ノックアウト勝ちという圧倒的強さを誇り、今回が初防衛戦となる。
 小國選手は10月中旬からタイトル戦へ向けて本格的な練習を開始した。11月には沖縄・小浜島での合宿で走り込み。帰京後、世界戦の経験を持つキューバ人ボクサーを招き、実戦を想定したスパーリングを重ねた。今後も日本ランカーを相手に試合1週間前までスパーリングを続け、勝負勘を研ぎ澄ます。
 漫画「はじめの一歩」でボクシングにあこがれ、15歳で赤穂ボクシングジムに入門した。インターハイ3位、全日本選手権3位などアマチュアでの実績を積み、21歳でプロデビュー。プロ7戦目で東洋太平洋タイトルを奪取した。4度目の防衛に失敗して一度は引退を表明したが、再起して日本王座を獲得。その後は世界タイトル挑戦へ向けて着々と準備を進めてきた。
 関係者によると、当初はグスマン選手よりも与しやすいとみられる別団体のチャンピオンへ挑戦する方向で調整が進んでいた。しかし、小國選手に唯一の黒星をつけた和氣慎吾選手が今年7月、グスマン選手に敗北。「どうせ挑戦するなら、グスマンとやりたい」(小國選手)との思いを汲み取ったジムの会長ら関係者が奔走し、このカードが実現した。
 本紙がジムを取材で訪れた日は日本同級5位の選手と7ラウンドのスパーリング。「練習の疲れがピークで全然体が動かなかった」と言いながらも、鋭い踏み込みからの強打で相手をぐらつかせた。
 対戦相手について小國選手は「22勝全部KO勝ちなんて、一言で言うと『怪物』。パワーもスピードも向こうが上」とその強さを認めつつ、「何が起こるかわからないのがボクシング。和氣さんを倒したグスマンに勝って真の王者になる。チャンピオンで新年を迎えたい」と拳を握った。
 小國選手へのインタビューは次のとおり。
   * * *
−念願の世界戦が迫る中、今のコンディションは
 「練習の疲れがピークにきているけど、記者会見を開いたり、たくさんの取材を受けたりする中で、気持ちはどんどん高まってきてます」
−対戦相手の印象は
 「一言で言うと『怪物』。22勝で22KO。試合終了まで立っていた選手が一人もいないというのは本当にすごい」
−他団体のベルトに挑戦するプランもあったと聞いた
 「自分としては、和氣(慎吾)さんにリベンジすることだけを心に誓ってやってきた。その和氣さんを倒したグスマンに勝たないと本当の意味での『チャンピオン』にはなれないと思っている」
−作戦は
 「正直、パワー、スピード、バネ、すべて向こうが上。トリッキーなことをしても通用しない。多分、序盤からガンガン来ると思うんで、その攻撃を何とかしのいで、後半勝負に持ち込みたい」
−特に警戒しているのは
 「左フック。あれだけは食いたくない。みんなそれでやられてる。右のガードをしっかり上げて、左ジャブを突く。我慢してコツコツ当てていくしかない」
−勝算は
 「一人のボクサーとして客観的にみれば、8対2か9対1で『チャンピオン有利』と僕自身も思う。でも、何が起こるかわからないのがボクシング。やってみないとわからない」
−15歳からボクシングを頑張ってきた
 「アマチュアで6年、プロで7年、朝起きたらロードワーク、学校や仕事が終わったらジムでトレーニング、という生活を13年間送ってきた。その集大成を見せたい」
−今回のタイトルマッチはテレビ放送もある
 「大みそかで子どもからお年寄りまでたくさんの人が見てくれる。試合を見た人が『自分も困難があっても頑張ろう』と思ってもらえるようなボクシングをしたい」
−たくさんの友人、そして家族が応援している
 「僕がグスマンにただ一つ勝るのが応援の数。本当に支えになる。両親には助けてもらってばかりだったので、勝って親孝行したい」
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コメント

目指せ!小國ですかね・・・・本人は宇良関といってますが・・・
赤穂人としては、頼もしい郷土の若者です。

関学大在学中のプロボクサー、宮本知彰クン(23)も頑張ってるの件。
デイリー・スポーツ記事 ⇒ 〇ttp://www.daily.co.jp/ring/2016/10/04/0009551103.shtml

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投稿:まだいる赤穂拳闘義士 2016年12月18日

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