女性で赤穂初の七段剣士誕生
2015年05月15日
剣道七段審査会に合格した岩本ミヨ子さん。赤穂市内では23人目で女性第1号
六段合格後6年を経て受審資格が与えられる七段審査は「実技」と「形」の2段階。正しい姿勢や基本に即した打突などに加え、風格と品位も審査される。受審者同士で2試合する実技についても性別を分け隔てずに行うこともあって女性が合格することは珍しく、赤穂剣道連盟によると、兵庫県内の女性合格者はこれまで5人しかなかったという。
剣道部員が主人公の青春ドラマに影響されて高校で竹刀を握った岩本さん。結婚後も競技を続け、全国家庭婦人剣道大会の県代表に5度選ばれた。平成13年に市内女性初の六段に合格し、19年から七段へ挑戦。過去13度の受審では一度も実技を通過できなかったが、「自分の人生の中でなくてはならないもの」とあきらめなかった。
先月30日に京都であった審査会。前日練習で日頃はあまりほめない哲也さんから「今日の稽古はすごく良かった」と励まされ、心身ともに落ち着いて臨めたという。実技では無心で繰り出した技が次々と決まり、攻めの姿勢を貫徹。形審査でも鍛錬の成果を出し切った。審査員から「合格」の声を聞き、「緊張で冷えていた体が一気に熱くなるほどうれしかった」と振り返る。
週1回ある連盟の稽古日以外も少年団に混じって汗を流す。「指導者の方たちはもちろんですが、一緒に練習してくれた子どもたちにもお礼の気持ちでいっぱい」と感謝し、「自分の経験を次の世代に伝えていきたい」と話した。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2015年5月16日(2135号) 1面 (10,326,634byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
世界パワリフ選手権で2年ぶり8度目V 最年長記録更新 [ スポーツ ] 2024年12月21日赤穂出身の報徳プロップ玉水天規君 念願の花園へ [ スポーツ ] 2024年12月17日友道調教師 朝日杯3勝目 G1通算22勝 [ スポーツ ] 2024年12月16日「満員御礼」24年ぶり大相撲巡業 [ スポーツ ] 2024年12月11日GTWF 最速ラップも僅差で決勝逃す 「大相撲巡業楽しんで」協賛スポンサーが子どもたち招待 グランツーリスモ世界一決定戦へ14歳の挑戦 発祥の国フランスで ペタンク世界選へ村上博樹さん [ スポーツ ] 2024年11月29日高まる大相撲巡業ムード 会場前にのぼり旗 競馬のジャパンカップで友道調教師勝利 [ スポーツ ] 2024年11月24日少林寺拳法全国大会 中学生男子・組演武で3位 「今も昔もボール追う子の目は同じ」尾崎野球少年団50周年 車いす卓球の北川雄一朗さん 国際OPで初優勝2冠 [ スポーツ ] 2024年11月18日県スポ少剣道で優勝 塩屋小5年の水野紬さん パワリフ世界マスターズで銅メダル [ スポーツ ] 2024年11月05日
コメント
0 0
投稿:心技体 2015年05月16日コメントを書く