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高齢女性救護の善意男性に感謝状

 2017年04月14日 
高齢者保護の善行に対して署長感謝状を贈られた町田雄治さん
 行方不明になって家族から捜索願が出ていた高齢女性を救護したとして、赤穂署は14日、加古川市山手の自営業、町田雄治さん(51)に署長感謝状を贈った。
 大工の町田さんは今年2月10日午後8時過ぎ、赤穂市内でリフォーム工事をして車で帰宅中、加里屋中洲の県道沿いで歩道縁石に座り込んでいる女性(79)を発見した。女性はこの日、塩屋地区の自宅を一人で外出して道に迷い、帰宅しないことを心配した家族からの通報を受けて午後7時ごろから警察や消防団が捜していた。
 町田さんはそうとは知らず、親切心で女性を保護。女性が話す住所を頼りに塩屋方面へ車で送る途中、捜索中の消防団員と遭遇し、無事に引き渡した。町田さんは名前を告げずに、その場を立ち去ったが、2月25日付け赤穂民報の報道をきっかけに善意の男性が町田さんだったことが判明した。
 当日は強い寒波が襲来し、同署によると最低気温は摂氏2度だったという。濱田純司署長は「体感はもっと寒かったはず。女性が無事だったのは町田さんのおかげ」と善行を称え、町田さんは「人にはやさしく、という心掛けを実践できて良かった」と柔和な表情で感謝状を受け取った。
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掲載紙面(PDF):
2017年4月22日(2228号) 3面 (12,737,331byte)
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