趣味の木工芸で平等院鳳凰堂
2017年04月19日
清田政幸さんが10年間かけて作り上げた平等院鳳凰堂
子どものころから工作が好きだったという清田さんが木彫を始めたのは20歳のころ。理容業や会社勤めのかたわら、山で枯れた老松を見つけては材料に持ち帰り、だるまや布袋などを彫ってきた。
定年後に登録したシルバー人材センターの会員展に作品を出品したことはあるが個展は初めて。根付や箸置きといった小物から高さ約70センチの五重塔まで約80点を展示している。すべて自分で作り方を考えて制作したものという。
最も目を引くのが、30歳ごろから10年がかりで作り上げたという平等院鳳凰堂(幅約122センチ、高さ約38センチ、奥行き約46センチ)。高校時代に学んだ製図技術で書いた図面を基にアカマツの幹から刻み出した部材を組み立てた。「何度も京都へ通って実物を参考にした」という労作で、建物内部や屋根の複雑な組物も本物そっくりに再現している。
清田さんは「年が経つほど色に艶が出て味わい深くなる木彫の良さを感じてもらえれば」と話している。
同店は「砂子」交差点から北約70メートル。木曜、金曜、土曜のみ午前10時〜午後3時にオープン。Tel090・2287・1538。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2017年4月22日(2228号) 4面 (12,737,331byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
[ 文化・歴史 ]
赤穂緞通伝承の功績に文化功労賞 [ 文化・歴史 ] 2014年10月28日日本画家・室井澄さん、大山のお膝元で個展 [ 文化・歴史 ] 2014年10月28日国名勝「田淵庭園」の一般公開 地産木綿で赤穂緞通、作家・農家・企業が連携 [ 文化・歴史 ] 2014年10月25日市文化・スポーツ賞に4団体18人 「伊勢参り」道中に赤穂で落語会 「白いチョークの会」第39回展 [ 文化・歴史 ] 2014年10月25日塩屋の清水まみさん、日展初入選 [ 文化・歴史 ] 2014年10月24日秦氏の活躍探る歴史文学講座 私設鉄道を写真で懐古 [ 文化・歴史 ] 2014年10月23日風景写真など印象的な40点 [ 文化・歴史 ] 2014年10月22日絵画と書写、MOA児童コンクール展 好天恵まれ2年ぶり抜穂祭 [ 文化・歴史 ] 2014年10月19日第53回市民文化祭 俳句・短歌入賞者 [ 文化・歴史 ] 2014年10月19日「全国でも例がない」桃井ミュージアムの水琴窟庭園 [ 文化・歴史 ] 2014年10月18日
コメントを書く