忠臣蔵のふるさと・播州赤穂の地域紙「赤穂民報」のニュースサイト
文字の大きさ

赤穂民報


  1. トップページ
  2. 文化・歴史
  3. 記事詳細

画家志望の古川功晟さん 新日春展入選

 2017年06月03日 
次回作を制作中の古川功晟さん
 日本画の公募展「第1回新日春展」で赤穂出身の古川功晟(かつあき)さん(22)=大阪芸術大学3年=が入選。画家志望の古川さんは昨年11月、初めてコンクールに応募した佐藤太清賞公募美術展でも入選しており、将来が嘱望される。
 入選作「祭」は15歳のときから舞手として参加している赤穂八幡宮の獅子舞を題材とした50号。頭と胴を激しく振りねじって舞う姿を大胆な構図で描いた。中央に配した獅子頭は重厚感のある黒褐色。子どもの頃から感じていた「触れてはいけないような怖さ」を表現した。
 城西小、赤穂中から美術系学科がある岡山県内の私立高校に進んだが、カリキュラムが合わず一年で中退。アルバイトしながら勉強して大検に合格し、大学へ進学した。「岩絵の具の色の美しさ」にひかれて日本画コースを専攻。ともに日展作家の村居正之氏、大豊世紀氏に師事し、「本質をとらえてから描きなさい」という教えに忠実に、モチーフから何かを感じるまで観察とデッサンを繰り返すように心掛けている。
 新日春展は新人育成を目的に一昨年まで50回続いた「日春展」を前身とする。佐藤太清賞公募美術展は将来画家を目指す若者の登竜門として位置付けられる。古川さんは「箸にも棒にもかからないようなら画家の道はあきらめる」と自らにプレッシャーをかけて臨んだという。
 「入選はできたので、引き続き頑張りたい」と古川さん。プロの画家を目指すと同時に「絵を描く楽しさや素晴らしさを伝える仕事もしてみたい」との思いもある。大学での学びは「教わることすべてが新鮮で楽しい」といい、夢に向かって精進する毎日を送っている。
<前の記事


掲載紙面(PDF):
2017年6月3日(2233号) 3面 (11,470,455byte)
 (PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)


コメントを書く

お名前 (必須。ペンネーム可):

メールアドレス (任意入力 表示されません):

内容 (必須入力):

※コメントは投稿内容を赤穂民報社において確認の上、表示します。
投稿ルールを遵守できる方のみご投稿ください。
今週のイベント・催し
23
(月)
 
24
(火)
25
(水)
26
(木)
27
(金)
 
28
(土)
 
29
(日)

最新のコメント

  • 《市民病院医療事故多発》科長が治療実績の不正付け替え提案←t(11/24)
  • JR播州赤穂駅「みどりの窓口」11月末で廃止←太郎(11/23)
  • 「今も昔もボール追う子の目は同じ」尾崎野球少年団50周年←元同級生39(11/23)

各種お申込み

以下より各お申込み、資料請求フォームにリンクしています。ご活用下さい。

スマホサイトQRコード

スマホ用URLをメールでお知らせ!
e-mail(半角入力)


ドメイン指定受信をされている方は「@ako-minpo.jp」を指定してください。

閉じる
中村唯心堂 中道工務店 矢野防水工業 赤穂メモリアルホール 野中砂子土地区画整理組合 花岳寺 兵庫県警
閉じる
中村唯心堂 中道工務店 矢野防水工業 赤穂メモリアルホール 野中砂子土地区画整理組合 花岳寺 兵庫県警