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B型・C型肝炎 最新治療と被害者救済

 2017年08月29日 
 集団予防接種の注射器使い回しや薬害によって肝炎ウイルスに感染した患者に最新の治療方法と被害者救済制度を伝える講演会と無料相談会が9月9日(土)、中広の赤穂市文化会館ハーモニーホール学習室で開かれる。
 被害者と国との和解手続きを支援する「全国B型肝炎訴訟大阪原告団・弁護団」が赤穂市、たつの市の後援を受けて主催する。午後1時半から肝臓専門医の三井康裕氏(赤穂市民病院消化器内科部長)が「現代肝臓病とB型・C型肝炎の最新治療について」と題して講演。同4時までB型・C型肝炎の被害者救済制度について弁護士による個別相談を受け付ける。
 同弁護団によると、集団予防接種の注射器使い回しでB型肝炎に感染した全国45万人の被害者のうち国を提訴したのは4万人程度に過ぎない。また、出産や手術で投与された血液製剤によってC型肝炎に感染した被害者のうち救済制度を利用したのは2割にとどまる。同弁護団は「今回の講演会と相談会が被害者の不安に答える機会にしたい」と参加を呼び掛けている。
 参加無料、事前予約不要。問い合わせはTel06・6857・3900(豊中総合法律事務所)。
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掲載紙面(PDF):
2017年9月2日(2244号) 4面 (16,703,268byte)
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