「くぼっち先生」から絵本プレゼント
2017年09月09日
久保良道さんから寄贈された絵本で新たに設けられた原小学校の「くぼっち文庫」
がんの療養に専念するため、今年4月から文庫を休館している久保さん。「絵本は読まれてこそ価値がある」と学校への贈呈を申し出た。同じ有年地区の有年小と教員だった亡父・良一さんが勤務した高雄小にも贈り、幼児向けの絵本は市内の幼稚園へ分配した。寄贈冊数の合計は約2500冊に上る。
原小では1階多目的ホールの一角に本棚を置き、「くぼっち文庫」と名付けて5日に全校児童にお披露目。山野寛校長が久保さんのメッセージを紹介した。「みんながいっぱい読んでくれたら絵本も喜びます。自分の好きな一冊を見つけて、何回も何回も読んでください」との言葉に児童たちはさっそく本棚に駆け寄った。同校では図書委員が低学年児童に行う読み聞かせ活動にも寄贈された絵本を活用する予定にしている。
くぼっち文庫は平成15年7月に久保さんが自宅車庫を改修してオープン。約3500冊の絵本と児童書を無料で貸し出し、延べ約2800人が利用した。
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掲載紙面(PDF):
2017年9月9日(2245号) 1面 (16,974,134byte)
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