障害者水泳 リレー2種目で日本新
2017年10月21日
リレーメンバーとして日本新記録での優勝に貢献した光都SCの春井恒行君
春井君は出場した6種目すべてで入賞。日本知的障害者水泳連盟の育成選手に指定される見通しで、さらなる成長が期待される。
光都SCは過去3大会の100メートルリレーで優勝2回、3位1回の強豪クラブ。春井君は今春入会して以降、急激にタイムを伸ばし、チーム最年少ながらリレーメンバーに抜てきされた。「大舞台でも動じない心の強さがある」(末政博文コーチ)と第1泳者に起用され、100メートルリレー、200メートルリレーの両種目ともトップで引き継ぎ。チームはそのまま先頭を譲らずにゴールし、100メートルは51秒01、200メートルは1分52秒82の日本新記録をマークした。春井君は「後ろの3人が頼れる先輩のみなさんなので、安心して泳げました」とレースを振り返った。
小1で水泳を始め、赤穂中でも水泳部に所属。今春から播磨特別支援学校に進学したのを機に兵庫県西播磨総合リハビリテーションセンターを練習拠点とする光都SCに入った。赤穂市民総合体育館の赤穂競泳教室にも参加。週4日の練習を続け、50メートル自由形の自己記録はおよそ半年間で2秒以上縮まった。
「大きな大会で泳いだのは初めて」だったが、今大会では第2泳者(平泳ぎ)で出た100メートルメドレーリレーで2位、少年B(13〜19歳)個人種目は25メートル自由形2位(12秒65)、50メートル同3位(27秒91)、100メートル背泳ぎ4位(1分12秒07)と全出場種目で入賞した。末政コーチは「ターンが上達したのが大きい。体幹がしっかりしており、水の抵抗を受けにくい姿勢を維持できるのが長所。まだ伸びる」と期待を寄せる。
来月上旬には東京パラリンピックへ向けて素質のあるアスリートを発掘するためにスポーツ庁などが実施している「ジャパン・ライジング・スター・プロジェクト」の合宿にも招集される。春井君は「自分でも驚いています」と自身を取り巻く変化にとまどいながらも、「また表彰台の一番高いところに立ちたい」と意欲をみせる。末政コーチは「チャンスは自分でつかむもの。持っている可能性にチャレンジしてほしい」と応援している。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2017年10月21日(2250号) 1面 (10,869,887byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
わかば杯ソフトテニス [ スポーツ ] 2010年05月09日少女バレー新人戦、城西が優勝 第16回市陸上選手権の結果 [ スポーツ ] 2010年04月29日第64回県民体育大会ソフトボール赤穂大会 [ スポーツ ] 2010年04月27日スポーツで地域の親睦深める アジア大会出場前に表敬訪問 [ スポーツ ] 2010年04月21日市民体育祭卓球の出場募集 赤穂オープンダブルステニス結果 [ スポーツ ] 2010年04月19日小中生を対象にヨット一日体験 市陸上選手権 出場者を募集 「春の義士祭」武道大会結果 [ スポーツ ] 2010年04月12日リレーカーニバルに過去最多の10チーム 大石家の家紋入りヨット走る 第20回しおさいオープンテニス [ スポーツ ] 2010年04月07日全日本総合ソフトボール赤穂大会結果 [ スポーツ ] 2010年04月06日
コメントを書く