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播磨自然高原 県境越えて自治会発足

 2017年11月24日 
 兵庫県上郡町と岡山県備前市にまたがる会員制リゾート地「播磨自然高原」に自治会が発足。異なる行政区にエリアがわたる自治会は全国的にも珍しく、会員らは「住民相互の連携を強め、よりよいコミュニティづくりにつなげたい」と抱負を話している。
 播磨自然高原は上郡町の梨ヶ原、高山、落地地区と備前市三石地区にわたる標高約400メートルの丘陵地で総面積およそ1200万平方メートル。昭和40年代に開発され、1200棟余りの山荘が点在する。住民の会費で運営する管理団体がごみ収集や広報紙編集発行などを行い、これまで既存の自治会に属したことはなかったという。
 しかし、自治会によれば、「終の住み処」として定住するなど同地に生活の基盤を置く世帯が「少なくとも150世帯はある」といい、さらに増加する傾向だという。「住民の思いを行政に託すパイプ役として機能する組織が必要」との機運が高まり、自治会設立に至った。
 総務省によると、自治会や町内会といった住民組織は全国に29万8700団体(平成25年4月時点)あり、「複数の都道府県に及ぶ団体は記録には見あたらない。過去にも聞いたことがない」(住民制度課)という。
 設立総会は10月7日に行われ、上郡町と備前市に発足を届け出た。総会の7日後には西有年の産廃最終処分場建設計画への「反対」を求める上申書を上郡町に提出するなど活発に活動している。
 現在の加入世帯数は37世帯。今後も未加入世帯に積極的に入会を呼び掛けていくといい、初代会長に就任した岡庭晋司さん(59)は「環境問題への取り組みをはじめ、『問題解決型コミュニティ』を目指したい」と話す。
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掲載紙面(PDF):
2017年11月25日(2255号) 1面 (15,483,663byte)
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[ 社会 ]


コメント

さまざまな見識があって、それぞれに理解はできるが、恐らく収束点はないのだろう。
しかし、この地がひとつの大きな転換期を迎えている表れであることに間違いはない。
何十年もなかったところに誕生したのだから、進化論のいう「多様性」をある意味、想起させてくれる。
きっと、この長い時間のなかでこういった素地が醸成されていたのかも知れない。
既存勢力には選別を行ったうえで「敢えてスジを通さなかった」と察するが、柔軟性とエレガントな行動を期待しつつ見守ってみたい気になっている。

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投稿:そのうち定住者 2017年12月13日

半定住者です。播磨自然高原クラブの、昔の隆盛も経験し、限定的ではありますが、一つの時代の変遷を意識せずにはいられません。

当方も、此方の自然環境に一目惚れして山荘を所有したクチですが、遂に自治会ができたのですね。

太陽光・産廃・その他諸々の事案が、目下、当該自治会の関心ごとなのでしょうが、太陽光は司法の手に委ねられ、産廃は、行政の手に委ねられ。地元の梨ケ原・船坂両自治会は、産廃推進派に転換したと耳にしました。

地元の自治会を差し置いて、ラディカルな自治会発足の話題は賛否両論あるでしょうが、当方個人としては、次の二点から手放しでの応援・参加は迷いがあります。

まず、「播磨自然高原自治会」と称しながら、管理事務所への報告・挨拶の類をすっ飛ばした事。好き嫌いは別にして、自分が居住している地域での活動発足の際は、儀礼的にでも高原を管轄する機関に一報を入れるのが、当然のスジではないかと考えるからです。町内会でもマンション管理部でも、これはもはや常識です。
幾ら、現執行部並びに管理事務所が頼りないからとて、この過程を無視する事で、感情優位なヒステリックな自治会と邪推される可能性が高くなったと危惧しています。

また、先述の記載にもありましたが、「しがらみのない」、換言すれば、賛成反対どちらにも属さず、そっと放っておいてもらう権利=プライヴァシー権に言及されている方も少なからずお見受け致しました。

居住地域の特殊性に鑑み、出来ることはその範囲でするけれど、基本、放っておいて欲しい方の権利側に立った際、自治会の名称云々で、無用な誤解を受ける場合も多いに想定される。

名称使用が適切・合法云々の話ではなく、現に迷惑を被るであろう人々への配慮が欠如しているのは否めないと考える。

自分たちの権利の裏側に、確実に存在する権利との、調整ヴィジョンが弱い様にも見受けられる。

現状に閉塞感があろうがなかろうが、安易な活動基盤に頼る事で、当事者の利益だけでなく、想定外の多くの人の利益を損なう虞れのある事は、既に想定済みだとお察しするが、自家中毒以外の外部の損害・迷惑は、切捨てなのでは、との不安払拭には至らない。
当該自治会各員が、柔軟性に富み、多様性に応じた、個別具体な対応策を用意されている事に多いに期待する。

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投稿:半定住者 2017年12月13日

特定の団体や事象がそのまま地域を指し示す名称となって通俗または公的に用いられている例は全国に数多くあります。最早この名称はある意味「誰のものでもない」のではないでしょうか?
寧ろ、仰せの「播磨自然高原クラブ」にみられるような衆目に誤解を惹起させるようなものではなく、自らを律して何れからも肯定認知される存在であってくれたらと願います。
ところで、この地に移ってきて、これほど様々な発言を目にしたことがありません。
暫時、この投稿欄を傍観していましたがもの申したく初めて書き込みをしてしまいました。

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投稿:雪雲の精 2017年12月12日

自治会の名称が「播磨自然高原自治会」となっているのが気になります。「播磨自然高原」は、既に一定の団体として登録され、広知されているため、同名の呼称を自治会の名称にするのは問題だと思います。
思想・活動は、個々人、千変万化が当然だと考えますが、だからこそ、播磨自然高原クラブ「全体の意見」、との誤解を惹起させる虞れの高い名称だけは、変えて頂きたく思います。

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投稿:のんきメガネ 2017年12月12日

定住者です。
上郡町に住民税払っています。
でも対価としての行政サービスは十分に受けられているとは言えません。
「広大な私有地」ということで、水道をはじめとして入り口まででストップしてしまっているケーブルテレビとか。
ケーブルテレビ内で告知されるお知らせなども伝わってこないことも多いです。
管理事務所に意見を伝えても「貴重なご意見ありがとうございます」という言葉で流されてしまったこともあります。
産廃の問題に関しても総会の席で議長が「被害が出てから対応する」ようなことを言っておられたように記憶していますが、別荘地という土地がら、風評被害というものも大きいと思いますし、来てしまったら別荘地としての価値は大きく低下することは目に見えていますよね。なぜ反対してくれないのかと高原クラブに不信感を持ってしまいました。
自治会でそういう意見をも行政に届けていただけるなら、入りたいと思っています。

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投稿:住民税払ってますが 2017年12月10日

土地会員や使わなくなった別荘の会員の中には、管理など必要と思ってない人も多い。自分の周りでも使われなくなった別荘だらけで、どんどん廃墟化。管理費を永遠に徴収されるのは大多数の会員にとって幸福な事ではない。別荘地の将来について新事業とか新ニーズとか定住高齢者の生活向上など前向きな事を言わず、全体の利益を考えて「10年かけて管理内容を徐々に縮小」「10年後に管理費を撤廃し、幹線道路ぞい山の家までの水道のみ行政委託で維持」「それでも住みたい定住者各戸は有料給水車で水補給」などのドラスティックな撤退戦略目線の運営を考える理事がいれば私はその人を支持する。

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投稿:甘い希望ではなく現実直視を 2017年12月10日

すみません、会費って「管理費」のことです。この記事の自治会さんのことではありません。
誤解がありませぬように・・失礼しました。

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投稿:夏と正月だけの住民 2017年12月10日

そもそも会費って必要なの?払ってない人もかなりいると聞きましたが?

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投稿:夏と正月だけの住民 2017年12月10日

総会で怒号とは・・・なんとも。集団的な怒りのエネルギーは古い体制の良い面まで破壊してしまうことが往々にしてありますよ。どちら側に立つほど両者を信頼していませんが、正直、今の流れは傍から見ていてとても危ういなと感じます。でも定住者さんたちが土地会員らの管理費に頼らず、自治会でもって、自分たちの会費にのみを財源にして独自に活路を開いてくれると言うなら、昔の魅力を無くしてまで別荘地を継続してほしくない私のような人間にとっては、それが最善の着地点かもしれません。魅力の無くなった場所にいつまでも管理を払い続けるのは正直嫌なので・・・。

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投稿:自治会もいいが住民意識を変えないと 2017年12月08日

今年の高原クラブの社員総会に初めて出席しましたが、怒号が渦巻きそれは酷いものでした。議長を始めとする壇上の人たちがあの体たらくでは住民の人心があの組織からは離れてしまっています。自治会ができた一因となったのではないかと思います。なんとかかつてのような魅力を取り戻してもらいたいものです。

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投稿:住民意識はまだまだ高いです 2017年12月07日

播磨自然高原は以前に比べ小汚く使われている場所が増えたと思います。こればかりは住民意識の問題なので、播磨自然高原クラブや太陽光のみの責任とは言い切れないものがあります。いくら住民連携しても、利用者個々人が意識を変えないとかつてのような魅力は取り戻せないでしょう。

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投稿:自治会もいいが住民意識を変えないと 2017年12月07日

播磨自然高原といいながら、太陽光パネルはつくるは、環境保護のための活動は何もしないんだから、播磨自然高原倶楽部には、もう何も期待できない。自治会に期待します。

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投稿:自治会に期待 2017年12月07日

閉塞感・・・・たしかに。 別荘地をグーグルアースで眺めて驚きましたが、太陽光発電所だけにとどまらず、別荘地のいたるところで敷地の木が広範囲に伐採されて禿地になって荒れ地や土がむき出しになっている土地が以前に比べて増えていますね。衛星からも見えるぐらいですから実際の環境変化はかなりのものでしょう。木を伐りまくってる人たちにとっては良くても、その周囲の人々には空間が狭くなって閉塞感がある状態になっているのではないでしょうか?自治会云々以前に、この別荘地の利用者のマナーがどうなっているのか気になります。

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投稿:通りすがりです その2 2017年12月07日

別荘地の野生動物に対する対応もそうですが、そっと
距離をおいて、互いの生活を乱さないように生活する。
会話はしなくても隣人や野生動物に対して敬意を持ち、
その敬意は、目新し標語を用いてではなく、古い時代
から引き継いだ価値・雰囲気を保つこと、敷地には野生
そのままの森林地帯を十分に残すなど隣家の借景にも
配慮して暮らす。

良かった時代の別荘地はこんな印象でした。
今の閉塞感の原因は何でしょう?

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投稿:一定住者 2017年12月06日

「しがらみを嫌って」と言ってるのにも拘らず、わざわざ自治会が云々と投稿されています。
自らその嫌いな筈の「しがらみ」とやらをを作り出されていませんか????
本末転倒かと。。。。気になったものでつい。

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投稿:通りすがりです 2017年12月06日

名称こそ自治会となっていますが、従来からあるものとは全く異なる性格をもっているようです。既に上郡町議会や連合自治会とも連携をしていて、設立してから僅かであるにも関わらず、既に上郡町内での認知度はかなり高いと懇意にしている議員さんからも聞きました。それによると「問題解決型コミュニティ」を標ぼうしており、しがらみのないことを一義とし、単に数に任せるだけの行動はしないとのことです。私自身は随分と先進的な考えを持った人がこの別荘地にもいるものだと感心しているのですが、百人百様の考えがあるのが当然ですけど、実行力のある方が何かしらの変革をちょっと閉塞感が漂い始めたこの地にもたらしてくれることもあるのかしらと記事を読んで感じました。でも、隠遁や隠棲もこれまた由です。

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投稿:定住者その2 2017年12月06日

定住者ですが、根耳に水です。

岡山県側の地区の人たちが中心になって作った自治会なのかな?
想像ですが・・・なんとなくそんな気がしています。

地域の代表=自治会として、住民代表性を持てるか否かは加入率を上昇させられるかにかかっていますね。

自分は自治会というしがらみを嫌って別荘地を選んだ人間なので、自治会に加入する気はまったくありません。

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投稿:一定住者 2017年12月05日

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