《御崎メガソーラー》住民側が工事再開を了承
2018年03月20日
前事業者による無許可の切り土が発覚するなどして工事が中断している御崎地区のメガソーラー建設計画について、地元住民を対象にした説明会が19日にあり、事業を引き継いだ九電工を中心とする事業者側が計画概要を説明。住民側は「県、市の指導の下、工事を進めてほしい」と工事再開を了承した。
説明会では、住民らが最も懸念している排水計画について、前事業者が「素掘り」としていた排水路をコンクリート製U字溝に変更したほか沈砂池、泥溜め枡を設けるようにしたことを説明。「30年に一度の大雨に耐えられる設計」と理解を求めた。
住民からは、太陽光パネルが強風によって吹き飛ぶ恐れ、反射光や電磁波が周辺へ与える影響について質問があり、事業者側は「赤穂市の過去最大風速(風速30メートル)を超える風速47メートルに耐えられる強度で設計している」「近隣住宅へ光が反射しない向きで設計している」「(電磁波を発する機器を)露出型ではなく収納型にするので影響は10メートル以内に収まる」などと回答した。
また、何らかの問題が発生した場合の対応について、「委託業者が2時間以内に現場へ駆け付けて一次対応し、その後に九電工が二次対応する」と説明。月1回の目視点検を行い、事業期間(20年間)終了後は「設備を撤去して地主に土地を返す。風致地区としての指導に基づいて対応する」と説明した。
説明会は御崎公民館であり、住民約60人が参加した。配られた紙資料は次第と事業者側の出席者名簿のみで、平面図などはスクリーンに映しての説明だったため、参加者から「資料がないのでよくわからない。工程すらはっきりしない」「地元住民をばかにしている」といった不満が出た。亀井義明・御崎地区自治会連合会長が「このまま協議を続けるか、きょうの説明をもって工事を進めるか。私は一歩前進して県、市の指導の下、工事を進める方がよいと思う」と提案。参加者からおおむね賛同を得た。
説明会では、住民から「前の業者が、伐採した木を地中に埋めたのではないか」と疑惑を指摘する声も。事業者側は「疑義があるところは、調査は必要だと考えている」と調査を約束。説明会後、九電工の担当者は赤穂民報の取材に「許可を得た上で地盤調査を行う。もし、廃棄物が見つかれば掘り返して撤去し、再整地してから施工することになる」と語った。
関連サイト:
【関連記事】住民要望受け排水計画を修正
【関連記事】工事再開へ見通し
【関連記事】許可得ずに土地造成
掲載紙面(PDF):
2018年3月24日(2271号) 1面 (3,904,966byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
説明会では、住民らが最も懸念している排水計画について、前事業者が「素掘り」としていた排水路をコンクリート製U字溝に変更したほか沈砂池、泥溜め枡を設けるようにしたことを説明。「30年に一度の大雨に耐えられる設計」と理解を求めた。
住民からは、太陽光パネルが強風によって吹き飛ぶ恐れ、反射光や電磁波が周辺へ与える影響について質問があり、事業者側は「赤穂市の過去最大風速(風速30メートル)を超える風速47メートルに耐えられる強度で設計している」「近隣住宅へ光が反射しない向きで設計している」「(電磁波を発する機器を)露出型ではなく収納型にするので影響は10メートル以内に収まる」などと回答した。
また、何らかの問題が発生した場合の対応について、「委託業者が2時間以内に現場へ駆け付けて一次対応し、その後に九電工が二次対応する」と説明。月1回の目視点検を行い、事業期間(20年間)終了後は「設備を撤去して地主に土地を返す。風致地区としての指導に基づいて対応する」と説明した。
説明会は御崎公民館であり、住民約60人が参加した。配られた紙資料は次第と事業者側の出席者名簿のみで、平面図などはスクリーンに映しての説明だったため、参加者から「資料がないのでよくわからない。工程すらはっきりしない」「地元住民をばかにしている」といった不満が出た。亀井義明・御崎地区自治会連合会長が「このまま協議を続けるか、きょうの説明をもって工事を進めるか。私は一歩前進して県、市の指導の下、工事を進める方がよいと思う」と提案。参加者からおおむね賛同を得た。
説明会では、住民から「前の業者が、伐採した木を地中に埋めたのではないか」と疑惑を指摘する声も。事業者側は「疑義があるところは、調査は必要だと考えている」と調査を約束。説明会後、九電工の担当者は赤穂民報の取材に「許可を得た上で地盤調査を行う。もし、廃棄物が見つかれば掘り返して撤去し、再整地してから施工することになる」と語った。
<前の記事 |
関連サイト:
【関連記事】住民要望受け排水計画を修正
【関連記事】工事再開へ見通し
【関連記事】許可得ずに土地造成
掲載紙面(PDF):
2018年3月24日(2271号) 1面 (3,904,966byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
新型コロナ追跡 県が登録と利用呼び掛け 《西有年産廃》上郡で住民投票目指す動き 「感染は自業自得」その考えが差別や偏見に [ 社会 ] 2020年07月20日関福大「濃厚接触可能性者は把握」 [ 社会 ] 2020年07月19日感染確認の男性「ほぼ無症状」 [ 社会 ] 2020年07月18日関福大が学生1人の感染を公表 [ 社会 ] 2020年07月18日新型コロナ感染確認 赤穂市内居住者で1人目 [ 社会 ] 2020年07月18日関福大が来場型オープンキャンパス中止 [ 社会 ] 2020年07月18日少年育成功労で警察庁長官から金章 公立学校園所に自動水栓を寄贈 交通事故救護のJR西社員に「のじぎく賞」 [ 社会 ] 2020年07月14日一生の思い出を地元で フォトウエディング 塩屋堂山にがれき 建設廃材「投棄」か [ 社会 ] 2020年07月11日農業用水路の窒素 基準値2倍に低減 [ 社会 ] 2020年07月11日市内秋祭り「中止」決定相次ぐ
コメント
0 0
投稿:良い子の味方 2018年03月21日コメントを書く