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大蓮寺住職が総本山法要で大役

 2018年04月14日 
知恩院の「御忌大会」で唱導師を勤める峯近高明住職
 浄土宗の宗祖、法然上人の忌日法要として総本山の知恩院(京都市東山区)で室町時代から続く「御忌大会(ぎょきだいえ)」(4月18日〜25日)で、大蓮寺(加里屋)の峯近高明(みねちか・こうみょう)住職(73)が唱導師を勤める。
 全国約7000ヶ寺の中から選ばれた7人が一日ずつ交替で勤める大役で、峯近住職は「身の引き締まる思い。感謝の心をもって役目を果たしたい」と話している。
 知恩院によると、御忌大会は法然上人の没後、忌日に門弟たちが修した「知恩講」に由来する。大永4年(1524年)に当時の天皇が「知恩院にて法然上人の御忌を勤めよ」と詔勅し、それから「御忌」と呼ぶようになった。「知恩院で一番大きなかつ重要な法要」と位置付けられている。
 唱導師は法要2日目から最終日まで午前中に行われる「日中法要」で内陣中央の高座に着き、法然上人を讃える「諷誦文(ふじゅもん)」を唱える役割。唱え方や作法を総本山で半年にわたって教授される。峯近住職も昨年10月以降、毎月2回上洛し、教示師から指南を受けた。練習を繰り返すうちに、約30分間に及ぶ諷誦文はすべて頭に入ったという。
 峯近住職の勤番は21日(土)。赤穂からも檀家衆が貸切バスを仕立てて参拝するという。
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掲載紙面(PDF):
2018年4月14日(2274号) 3面 (14,953,880byte)
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