アサリ・カキから規制値超える麻痺性貝毒
2018年04月05日
播磨灘で食中毒の原因となるプランクトンが高密度で発生し、姫路から赤穂にかけてのカキ生産者が出荷を自粛している問題で、兵庫県は5日、赤穂、たつのなどの沿岸部で採取したアサリとマガキから国の規制値を超える麻痺性貝毒が検出されたと発表した。
県は食品衛生法に基づき、該当海域の漁協などにアサリとマガキを出荷しないよう指導。今後も週1回の緊急調査を継続し、3週続けて規制値未満になるまで出荷を規制する。そのため、今回調査で規制値を超えた海域では短くても4月26日まではアサリとマガキの出荷を取りやめる。
麻痺性貝毒の症状は舌、くちびるなどがしびれ、重症だと体が思うように動かなくなる。最悪の場合は呼吸困難などで死に至ることもある。国が定める麻痺性貝毒の規制値は可食部1グラム当たり4マウスユニット(1マウスユニットは体重20グラムのマウスが15分で死亡する毒力)で、農林水産省によると、体重60キロの人の致死量は3千〜2万マウスユニットと言われている。
発表によると、赤穂市沿岸部でアサリから規制値の1・7倍(可食部1グラム当たり6・8マウスユニット)、マガキからは1・35倍(同5・4マウスユニット)の貝毒を検出した。たつのはアサリ約1・8倍、マガキ約1・9倍。最も数値が高かったのは洲本のアサリで42・5倍(同170マウスユニット)だった。
県水産技術センターによると、播磨灘で二枚貝から麻痺性貝毒が検出されたのは「データが残る昭和55年以降では初めて」という。
播磨灘では先月22日の水質検査で貝毒の原因となるプランクトンを検出。同月26・27日に加古川から赤穂まで15地点で実施した臨時検査では7地点で注意必要密度を超え、生産者らが県と協議した上で28日から出荷を自粛していた。
県は食品衛生法に基づき、該当海域の漁協などにアサリとマガキを出荷しないよう指導。今後も週1回の緊急調査を継続し、3週続けて規制値未満になるまで出荷を規制する。そのため、今回調査で規制値を超えた海域では短くても4月26日まではアサリとマガキの出荷を取りやめる。
麻痺性貝毒の症状は舌、くちびるなどがしびれ、重症だと体が思うように動かなくなる。最悪の場合は呼吸困難などで死に至ることもある。国が定める麻痺性貝毒の規制値は可食部1グラム当たり4マウスユニット(1マウスユニットは体重20グラムのマウスが15分で死亡する毒力)で、農林水産省によると、体重60キロの人の致死量は3千〜2万マウスユニットと言われている。
発表によると、赤穂市沿岸部でアサリから規制値の1・7倍(可食部1グラム当たり6・8マウスユニット)、マガキからは1・35倍(同5・4マウスユニット)の貝毒を検出した。たつのはアサリ約1・8倍、マガキ約1・9倍。最も数値が高かったのは洲本のアサリで42・5倍(同170マウスユニット)だった。
県水産技術センターによると、播磨灘で二枚貝から麻痺性貝毒が検出されたのは「データが残る昭和55年以降では初めて」という。
播磨灘では先月22日の水質検査で貝毒の原因となるプランクトンを検出。同月26・27日に加古川から赤穂まで15地点で実施した臨時検査では7地点で注意必要密度を超え、生産者らが県と協議した上で28日から出荷を自粛していた。
<前の記事 |
[ 社会 ]
災害リスク時の行動スイッチに「マイ避難カード」 [ 社会 ] 2024年04月06日赤穂市立さくら園 農福連携コンテストでグランプリ 市立図書館の愛称「日本海水赤穂ライブラリー」 [ 社会 ] 2024年04月03日赤穂観光協会が「航路標識協力団体」に 兵庫県下初 2023年度末教職員異動〜一般教職員 [ 社会 ] 2024年04月01日5日にイオンで「春の交通安全運動」出発式 2023年度末教職員異動〜管理職 [ 社会 ] 2024年03月30日2024年春 赤穂市の人事異動 [ 社会 ] 2024年03月27日2024年春 幼稚園・保育所関係の異動 [ 社会 ] 2024年03月27日故障から3年 加里屋中継ポンプ場 ようやく更新 [ 社会 ] 2024年03月26日周世最終処分場の「閉鎖」市が撤回 新路線の運行開始控え、バスの乗り方教室 [ 社会 ] 2024年03月22日新小1年生にランドセルカバー寄贈 交通安全協会 美化センター焼却炉 予定外の稼働中止 [ 社会 ] 2024年03月16日病院事業管理者に高原秀典氏任命へ [ 社会 ] 2024年03月16日
コメントを書く