「サムライの聖地」PRで観光甲子園
2018年08月11日
観光甲子園に向けて行った市内の観光名所見学
同大会は平成21年に始まった「全国高校生観光プランコンテスト」が前身。高校生に観光への興味、関心を持たせることなどを目的に「観光甲子園」の愛称で毎年行われている。今回は外国人観光客を呼び込むプランを考える「訪日部門」に180件、ハワイ日系移民渡航150周年にちなんでハワイをテーマにした「海外部門」に47件の応募があり、書類審査で訪日部門8校、海外部門3校に絞られた。
赤穂高定時制は4年生4人が「情報」の授業の一環で「訪日部門」のプラン作成に取り組んだ。インターネットを活用して赤穂の歴史や観光名所を調査研究。欧州の「日本の武道・武士道に興味がある高校生以上」を主なターゲットに据え、赤穂に7日間滞在する体験型ツアーを組んだ。
タイトルは「サムライの聖地赤穂 武士道修行ツアー」。実施期間を「12月8日〜14日」に設定し、義士ゆかりの寺院で坐禅や写経、地域の道場で剣道や弓道などに挑戦。名物料理の「鯛の浜蒸し」を味わって温泉で疲れを癒し、最終日には義士祭の義士行列に討ち入り装束で参加する。赤穂緞通、赤穂雲火焼といった伝統工芸体験も盛り込み、赤穂を満喫できる一週間とした。書類審査の結果、700点満点中555点の7位タイで決勝進出が決まった。
決勝大会は生徒による10分間のプレゼンテーションを審査員が採点する形式で行われる。生徒たちは先月10日に決勝進出決定の知らせを受けて以降、より具体的な発表が出来るようにと、ツアーに組み入れたスポットに実際に足を運んで自分の目で現地確認。花岳寺で早朝坐禅を体験するなど企画の詰めに余念がない。
「今まで自分が知らなかった赤穂の名所や見どころがあることがわかった」と川本晃君(18)。指導する上内伸一郎教諭(37)は「生徒たちにとっては自分のまちについて興味を持ち、見直す機会になったと思う。決勝大会では自信をもって堂々とアピールしてほしい」と話している。
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掲載紙面(PDF):
2018年8月11日(2289号) 1面 (11,343,979byte)
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[ 社会 ]
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