市民文化祭 短歌・俳句の入賞者
2018年11月01日
第57回赤穂市民文化祭の短歌と俳句の入賞者がこのほど決まった。11月3日(土・祝)に中広の市文化会館ハーモニーホールで表彰式がある。
入賞者は次のみなさん。敬称略。
【短歌の部】桑岡孝全 選(出品数28人56点)
▽市長賞
母の目の微かに見ゆるか又来るねと振る手に応えいつまでも振る
鶴亀佐知子(尾 崎)
▽議長賞
恒例の家族旅行は十七名孫嫁二人と曽孫も増えたり
糸雅 紀子(上仮屋北)
▽教育委員会賞
十八年馴染みし車を廃車する朝より最後と丹念に洗う
沼田 覚 (有年牟礼)
▽文化協会賞
愚痴言えば「みんな同じ」と言いくれし亡き友の言葉励みに暮らす
高見 幸恵(三樋町)
▽奨励賞
空家なる玄関前の石段に主待つごとく葱坊主立つ
川崎 郁子(山手町)
タンポポの咲く野の道に車止め夫の逝きたる病室見上ぐ
堀 百合子(折 方)
田の道を竹笹振りて虫を追う行列の行く遠き夏の日
円見亥津子(鷏 和)
半袖の昨日のブラウス肌寒く長袖出して着くらべてみる
久保川 操(加里屋)
雲切れて台風前の星月夜ひときわ赤く火星輝く
魚本美智子(北野中)
【俳句兼題の部】課題「四季を通じて雑詠」
水田むつみ 選(出句数75人375句)
▽市長賞
年毎に歳月早し霊迎え 本多芙紗女(大 津)
▽議長賞
心太昭和遠退き平成も 嶋田エイ子(鷏 和)
▽教育委員会賞
大橋もビルも歪めて酷暑かな 冨田 雅子(中浜町)
▽文化協会賞
三姉妹兄は聞きやく花筵 矢野 君子(松原町)
▽奨励賞
日焼子の育てゆく夢大きかり 深澤美佐恵(尾 崎)
いかなごの付きし釣銭受取りぬ 白井貴佐子(尾 崎)
溝蕎麦や道草誘う水の音 斎木 富子(元塩町)
独り居のたまに贅沢鰻買ふ 廣村 鈴美(大 町)
百歳の自負失はず爽やかに 木谷 和美(尾 崎)
柔道着ひと竿占めて雲の峰 三木 洋子(新 田)
酒米の青田の続く播州路 矢野 庸子(中浜町)
水やうかんほのと赤穂の塩の味 森木 方美(塩 屋)
【俳句席題の部】課題「曼珠沙華」「新涼」「嘱目」
水田むつみ 選(出句数35人175句)
▽市長賞
影さへも忘れて風の吾亦紅 戸部美智代(大 津)
▽議長賞
風禍耐へ平成終の豊の秋 猪谷 信子(朝日町)
▽教育委員会賞
もう一度点す夜長の枕もと 武本 敬子(南宮町)
▽文化協会賞
一果摘み万朶の露を滴らす 稲家 民枝(御 崎)
▽奨励賞
小走りの生活忘るる花野かな 坂本玖美子(御 崎)
曼珠沙華村のお寺は保育園 宮崎 昭彦(塩 屋)
だだつ子の泣きやむ魔法ほうせんくわ 木村 京子(塩 屋)
棗の実食めば懐し幼き日 平田 和美(元塩町)
掲載紙面(PDF):
2018年11月3日(2299号) 3面 (10,127,746byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
入賞者は次のみなさん。敬称略。
【短歌の部】桑岡孝全 選(出品数28人56点)
▽市長賞
母の目の微かに見ゆるか又来るねと振る手に応えいつまでも振る
鶴亀佐知子(尾 崎)
▽議長賞
恒例の家族旅行は十七名孫嫁二人と曽孫も増えたり
糸雅 紀子(上仮屋北)
▽教育委員会賞
十八年馴染みし車を廃車する朝より最後と丹念に洗う
沼田 覚 (有年牟礼)
▽文化協会賞
愚痴言えば「みんな同じ」と言いくれし亡き友の言葉励みに暮らす
高見 幸恵(三樋町)
▽奨励賞
空家なる玄関前の石段に主待つごとく葱坊主立つ
川崎 郁子(山手町)
タンポポの咲く野の道に車止め夫の逝きたる病室見上ぐ
堀 百合子(折 方)
田の道を竹笹振りて虫を追う行列の行く遠き夏の日
円見亥津子(鷏 和)
半袖の昨日のブラウス肌寒く長袖出して着くらべてみる
久保川 操(加里屋)
雲切れて台風前の星月夜ひときわ赤く火星輝く
魚本美智子(北野中)
【俳句兼題の部】課題「四季を通じて雑詠」
水田むつみ 選(出句数75人375句)
▽市長賞
年毎に歳月早し霊迎え 本多芙紗女(大 津)
▽議長賞
心太昭和遠退き平成も 嶋田エイ子(鷏 和)
▽教育委員会賞
大橋もビルも歪めて酷暑かな 冨田 雅子(中浜町)
▽文化協会賞
三姉妹兄は聞きやく花筵 矢野 君子(松原町)
▽奨励賞
日焼子の育てゆく夢大きかり 深澤美佐恵(尾 崎)
いかなごの付きし釣銭受取りぬ 白井貴佐子(尾 崎)
溝蕎麦や道草誘う水の音 斎木 富子(元塩町)
独り居のたまに贅沢鰻買ふ 廣村 鈴美(大 町)
百歳の自負失はず爽やかに 木谷 和美(尾 崎)
柔道着ひと竿占めて雲の峰 三木 洋子(新 田)
酒米の青田の続く播州路 矢野 庸子(中浜町)
水やうかんほのと赤穂の塩の味 森木 方美(塩 屋)
【俳句席題の部】課題「曼珠沙華」「新涼」「嘱目」
水田むつみ 選(出句数35人175句)
▽市長賞
影さへも忘れて風の吾亦紅 戸部美智代(大 津)
▽議長賞
風禍耐へ平成終の豊の秋 猪谷 信子(朝日町)
▽教育委員会賞
もう一度点す夜長の枕もと 武本 敬子(南宮町)
▽文化協会賞
一果摘み万朶の露を滴らす 稲家 民枝(御 崎)
▽奨励賞
小走りの生活忘るる花野かな 坂本玖美子(御 崎)
曼珠沙華村のお寺は保育園 宮崎 昭彦(塩 屋)
だだつ子の泣きやむ魔法ほうせんくわ 木村 京子(塩 屋)
棗の実食めば懐し幼き日 平田 和美(元塩町)
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2018年11月3日(2299号) 3面 (10,127,746byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
[ 文化・歴史 ]
尺八と箏、三絃の邦楽発表会 入選作を行灯で掲示、奉献俳句募集 力作並ぶ第35回赤穂美術協会展 [ 文化・歴史 ] 2015年05月29日写真で伝える上郡の自然と人の輝き [ 文化・歴史 ] 2015年05月27日「ホワホワになって」子どもたちが綿の種まき 赤穂緞通の発展へ工房がNPOに [ 文化・歴史 ] 2015年05月23日市木と市花テーマに写真展 [ 文化・歴史 ] 2015年05月21日視点ユニーク、川柳作品展 [ 文化・歴史 ] 2015年05月05日昔話にみる女性の神話とドラマ 「播磨国風土記」ひも解く歴史教室 生誕110周年、辰巳柳太郎展 [ 文化・歴史 ] 2015年05月01日忠臣蔵扇子の第8弾を発売 [ 文化・歴史 ] 2015年05月01日赤穂民報主催・第23回習字紙上展の作品募集 鎧飾り勇壮に「五月人形展」 [ 文化・歴史 ] 2015年05月01日古代ロマン感じた出前授業
コメントを書く