「地域のシンボルに」高瀬舟灯台を修復
2018年12月15日
地元住民の手で改修された東有年の高瀬舟灯台
灯台は千種川を眼下に見下ろす大鷹山の中腹で八幡神社の境内にある。コンクリート製土台に四角すいのやぐらを乗せた形状で高さ約5メートル。市教委によると、同神社に明治10年に奉納された絵馬に灯台が描かれているが、いつ建てられたかは不明。地元の人の話では、「昔は土台がコンクリートではなく石垣だった」という。
これまでやぐらを覆っていたトタン板の腐食が進んだため、同神社の宮下憲章宮司と代表総代の井上克彦さん(77)ら役員が改修に取りかかった。工事に伴う市教委の調査で現在の土台の下に石垣が確認でき、トタン板を張る以前に使われていたとみられる古い杉板の破片も見つかった。
「内部の部材は修繕を重ねた痕跡があり、大切に維持されてきたことがうかがえた」と市教委。井上さんたちによると、心柱の栗の木をはじめ内部に目立った傷みはなく、「これで次の世代に引き継ぐことができる。灯台のそばに説明板を設置することも検討したい」と話している。
* * *
【訂正】
絵馬の奉納時期について、「昭和10年」としておりましたが、正しくは「明治10年」でした。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2018年12月15日(2305号) 1面 (5,275,477byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
義士提灯制作、中3生ボランティア募集 今年も「光の天守閣」築城中 “善意の古着”現地代表に目録 中学生が防犯ヒーロー「マモルンジャー」 おもちゃ遊びボランティア講座 学生主体で赤穂産野菜を販売、宅配 義士祭パレード出演者募集 「花いっぱいリレー」通算10回に [ ボランティア ] 2010年10月23日住民の手で芝生の公園 赤穂LCが市内3カ所で一斉清掃 [ ボランティア ] 2010年10月08日車いすの移送サポート講座 アマモの苗を育ててみよう 消防団協力の事業所に認定証 福祉施設へ家電寄贈 [ ボランティア ] 2010年09月29日市老人クラブ連に活動賞
コメントを書く