経営者協会が議員削減を要望
2008年01月26日
定数削減についての要望書を議会に提出する赤穂経営者協会の前田哲児会長=左から2人目
議員定数をめぐっては昨秋、議会が立ち上げた「議会活性化検討協議会」が3月議会に向けて協議中。今回の要望書は、昨年10月に市自治会連合会(睦谷博会長)が提出した「定数18に削減」を求める要望書よりもさらに大幅な削減を望む内容で、「中途半端な削減に終わらないようにプレッシャーをかける」(同協会幹部)とのねらいがあるようだ。
「要望書」では、市財政について、「基金の取り崩しをしなければならない厳しい状況」とした上で、「議員一人当たりの年間コストは約700〜800万円で総額1億8000万円余りが必要。費用対効果からも現在24名の定数はあまりにも多すぎる」と述べている。
定数を現行から9減の「15」とする根拠としては、合併していない県下の単独市のうち赤穂市と比較的人口規模が似た芦屋市、高砂市が「おおむね人口比率0・025パーセント程度の条例定数」であることを例に挙げ、「赤穂市においても人口比率から言えば定数は『13』となるが、暫定的な面を考慮し、次回改選期は『15』が適正」と結論づけている。
要望書は前田会長ら役員5人が持参し、田端智孝議長と松原宏副議長が応対した。田端議長は「市政のチェック機関としての役割を果たすのにどういった人数が必要なのかということも考えなければならない」と“予防線”。松原副議長は「議員定数も検討すべきテーマだが、もっと大切なのは“本丸”の市財政に切り込むことだ」と逆に理解を求めた。
要望書提出後、前田会長は「少ない議員数でも工夫すれば十分議会として機能するはず」と語り、「議員のみなさんが自ら先頭に立ち、行財政改革に取り組む姿勢を見せてほしい」と注文をつけた。
次の任期満了に伴う市議会議員選挙は来年4月に予定されている。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2008年1月26日(1776号) 1面 (9,892,876byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
国天然記念物の生島で10年ぶり植生調査 《衆院選2021》山口氏7選 池畑氏は比例復活で初 [ 社会 ] 2021年11月01日《衆院選2021》投票始まる 期日前は前回より減少 [ 社会 ] 2021年10月31日連続医療事故「経営に影響」牟礼市長が見解 [ 社会 ] 2021年10月30日赤穂健福管内で30代女性が感染 [ 社会 ] 2021年10月29日地域課2署員に「赤穂の警察官賞」 [ 社会 ] 2021年10月28日尾上慶昌教育長に文科大臣表彰 [ 社会 ] 2021年10月28日赤穂RC 2自治会に防犯カメラ寄贈 [ 社会 ] 2021年10月28日《衆院選2021》産廃処分場計画への関わり方 [ 政治 ] 2021年10月28日《衆院選2021》高取峠トンネル化要望への関わり方 [ 政治 ] 2021年10月28日《衆院選2021》憲法改正、消費税、原発などスタンス [ 政治 ] 2021年10月27日《衆院選2021》任期中に取り組みたい政策課題 [ 政治 ] 2021年10月27日令和3年の危険業務従事者叙勲 [ 社会 ] 2021年10月27日《衆院選2021》岸田首相への評価 3候補が採点 [ 政治 ] 2021年10月26日《衆院選2021》菅政権への評価 3候補が採点 [ 政治 ] 2021年10月26日
コメントを書く