《市長選2019》両者拮抗 最終盤まで接戦か
2019年01月19日
選挙戦最終盤まで競り合っている牟礼正稔候補、明石元秀候補=左から届け出順=
* * *
牟礼氏は「この4年間で市の人口は2000人減った。若い人たちが戻ってこないのが原因」と指摘。「赤穂インター周辺への産業誘致の基盤整備」による雇用創出を公約に掲げ、「税収を確保して子育て支援、高齢者施策の充実を図る」と訴える。▽学校給食費の無償化▽市民病院の再生▽地域公共バスの増便−などにも重点。産廃処分場建設計画には「断固反対」を表明し、「豊かな自然を未来に引き継ぐ重責を西播磨のトップリーダーとして果たしたい」と千種川流域自治体との連携にも意欲を見せる。
* * *
明石氏は「45年間、役所でお世話になっている。市民に責任が持てる行政を一番の目的として頑張ってきた」と職員時代も含めた経験の積み重ねを強調。雑誌社が実施したアンケート調査「住みたい田舎ランキング」で昨年に近畿で1位に立ったことなどを挙げ、「これまで自分がやってきた施策が評価された」と実績をアピールする。▽災害対策▽市民病院の経営安定化▽産廃問題▽地域おこし−などを市政課題に挙げ、「受けに回らず、攻めに回る。私に任せてほしい」と再選へ向けて支持を呼びかける。
* * *
赤穂民報の選挙情勢調査によると、現市政を「評価できない」「どちらかといえば評価できない」とする有権者の約9割が牟礼氏を支持。また、支持政党を持たない層に支持の広がりがみられるほか、自民支持層にも一部浸透しているもよう。一方、明石氏は、現市政を「評価できる」「どちらかといえば評価できる」とする有権者から約6割の支持を得ている状況。推薦を得た政党を支持する層の大半で支持を固めたとみられ、無党派層からも4割程度の支持を集めている。
選挙戦最終盤の動向次第では、次点との差が203票差だった前回に近い僅差の決着になる可能性もある。両陣営とも最後まで気を緩めることのできない状況と言える。
* * *
市選管によると、18日までに期日前投票を済ませた人は4563人で、前回市長選の同時期と比べて1・3倍。期日前投票は19日(土)も市役所2階で午前8時半〜午後8時に行われる。20日(日)は公民館や集会所など22カ所で午前7時〜午後8時に投票所を開設。午後9時から加里屋中洲の市民会館で即日開票され、開票状況は同会館1階ロビー、市役所東側市民広場に掲示するほか、市ホームページでも発表される。
* * *
赤穂民報ウェブサイトでは1月20日午後8時過ぎから選挙速報サイトに切り替え、出口調査の速報値や開票状況を報じます。電話での問い合わせは対応しておりませんので、ご了承ください。赤穂民報社
<前の記事 |
[ 社会 ]
2019年度末教職員異動〜一般教職員分 [ 社会 ] 2020年04月01日医師会へマスク1万枚提供 [ 社会 ] 2020年04月01日五輪延期で関連行事にも影響 [ 社会 ] 2020年03月31日2019年度末教職員異動〜管理職分 [ 社会 ] 2020年03月30日《西有年産廃》事業者と社長代理を書類送検 定数削減要望に「現状維持」回答 [ 社会 ] 2020年03月30日子ども食堂に支援金 赤穂LC 赤穂市職員の人事異動2020年4月 [ 社会 ] 2020年03月28日教職員異動の発表は管理職30日、一般職来月1日 [ 社会 ] 2020年03月27日《西有年産廃》無届け伐採「欠格事由に当たらず」 [ 社会 ] 2020年03月26日「緊張から解放」公立高校で合格発表 [ 社会 ] 2020年03月19日第13分団に新消防ポンプ車 [ 社会 ] 2020年03月19日加里屋川でホタル幼虫放流 ロボットで遠隔サービス 市が実証実験 児童虐待防止へ 市と県警が協定