《唐船残土処分不正疑惑》伝票に休業車両のナンバー
2019年02月16日
唐船海岸環境整備工事を請け負った土木会社が県へ提出した残土処分伝票のコピー=関係者の名前が記載されているため、画像全体をぼかしています
同工事をめぐっては、土木会社社長の夫が経営する上郡町内の生コン工場敷地内に残土を不正に埋め立てた上で、ねつ造した架空伝票で佐用町内の登録処分場に適正に処分したように見せかけたのではないか、との疑惑がある。
赤穂民報は残土処分伝票108枚のコピーなどを基に、土木会社からの委託で残土を運搬処分したとされている下請け業者や運転手を取材。これまでに一部の関係者から「唐船から上郡まで土砂を運んだが、佐用には運んでいない」との証言を得ていたが、その後の取材で、伝票に車両ナンバーが記載されているダンプ9台のうち3台は唐船から上郡への残土搬送にも関わっておらず、その日に赤穂市内で重機オペレーターをしていた運転手の名前も記載されていることが判明した。
また、残り6台は唐船からの残土搬出には従事しているものの、うち5台の運行記録によると唐船の残土を運んだのは昨年10月24日と25日の2日間で、24日から26日までの3日かけて佐用町内の登録処分場へ残土を運んだとする伝票の内容と食い違っている。
残土処分伝票は、残土を処分場に搬入する際、積み荷を積んだ状態の車両重量を計量し、車体重量を差し引きして持ち込んだ残土の重量を記録したもので、業界では重さを量る台秤を意味する「看貫」に由来して「かんかん伝票」とも呼ばれる。残土を持ち込んだ日時、会社名と車両ナンバーなどを記載するのが一般的で、処分場が発行する。
土木会社の担当者は赤穂民報の取材に、「処分場から伝票が出ているのだから、残土は処分場に入っている」と疑惑を否定。処分場の経営者は「伝票は事務員が発行している。自分はその場にずっといるわけではないのでわからない」などと話した。
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2019年2月16日号(2314号) 1面 (12,136,727byte)
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[ 事件・事故 ]
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コメント
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投稿:少額納税者 2019年02月18日0 0
投稿:タイガーマスク 2019年02月18日0 0
投稿:民報さんGJ 2019年02月17日綺麗事ばかりでなく、埋もれがちな地方の病巣をスッパ抜く姿勢に拍手を送りたい。
行政・警察・司法のフォローと共に、悪しき習慣は一つでも減らす努力を怠らない赤穂市こそ義士の街です。
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投稿:内蔵助 2019年02月16日0 0
投稿:TenYou 2019年02月16日コメントを書く