忠臣蔵のふるさと・播州赤穂の地域紙「赤穂民報」のニュースサイト
文字の大きさ

赤穂民報


  1. トップページ
  2. 事件・事故
  3. 記事詳細

殺人と死体遺棄 被告に懲役15年〜神戸地裁

 2019年02月20日 
 知人男性を殺害して赤穂市鷏和の山林に埋めたとして、殺人と死体遺棄の罪に問われた赤穂市出身の元飲食店経営のA男(23)ら2人に対する裁判員裁判の判決公判が20日、神戸地裁であり、小倉哲浩裁判長はA被告に懲役15年(求刑懲役18年)を言い渡した。
 もう一人の被告のB男(22)に対しては懲役12年(求刑懲役14年)の判決を下した。
 判決によると、2人は共謀の上、昨年1月27日未明、神戸市西区の路上に停車した乗用車内で、同市西区の自営業男性(当時33)の首を包丁で切りつけるなどして殺害。同日に鷏和の山林に穴を掘って遺体を入れ、コンクリートを流し入れて土をかぶせるなどして埋めた。
 殺害された男性は神戸・三宮界隈で最大規模の客引きグループのリーダー。A被告はその右腕としてB被告ら複数の従業員を統括する立場だった。
 判決は、男性が日頃から従業員に支払うべき報酬の一部を搾取したり、気に入らない態度の従業員に暴力を振るったりすることに対してA被告が不満を募らせ、グループの経営を改善するためには男性を排除するしかないと考えて殺害を実行したと指摘。犯行に使用する工具などを買いそろえた上で犯行に及んでいる点などを挙げ、「極めて周到に準備された計画的な犯行である」と断じた。
 B被告については「犯行計画から事後処理まですべての段階で行動を共にしていた」などとして、死体遺棄だけでなく殺人についても共謀共同正犯が成立すると結論づけた。
 判決後、小倉裁判長は両被告に対し、「人一人の命を奪った責任は刑期でまかなうことはできません。忘れないでください」と説諭。2人は身じろぎせずに聞いていた。
 A被告の代理人弁護士は閉廷後、赤穂民報の取材に「本人と話し合った上で対応を検討したい」と話した。
<前の記事


関連サイト:
【関連記事】客引き上司殺人 主犯の男に懲役18年求刑


今週のイベント・催し
23
(月)
 
24
(火)
25
(水)
26
(木)
27
(金)
 
28
(土)
 
29
(日)

最新のコメント

  • JR播州赤穂駅「みどりの窓口」11月末で廃止←市民(11/23)
  • JR播州赤穂駅「みどりの窓口」11月末で廃止←不満です(11/23)
  • JR播州赤穂駅「みどりの窓口」11月末で廃止←赤穂民報(11/23)

各種お申込み

以下より各お申込み、資料請求フォームにリンクしています。ご活用下さい。

スマホサイトQRコード

スマホ用URLをメールでお知らせ!
e-mail(半角入力)


ドメイン指定受信をされている方は「@ako-minpo.jp」を指定してください。

閉じる
中村唯心堂 中道工務店 矢野防水工業 赤穂メモリアルホール 野中砂子土地区画整理組合 花岳寺 兵庫県警
閉じる
中村唯心堂 中道工務店 矢野防水工業 赤穂メモリアルホール 野中砂子土地区画整理組合 花岳寺 兵庫県警