詐欺被害防いだコンビニスタッフに感謝状
2019年05月15日
詐欺被害を防いで署長感謝状を贈られた的場知美さん(左)と大釜裕加子さん。右はファミリーマート赤穂警察署前店の鞍谷精紀オーナー
同署によると、ローソン赤穂市民病院店の的場知美さんは先月20日、携帯電話を見ながら店内のATM(現金自動預払機)を操作している60代女性客に声掛け。女性の話から詐欺の可能性が高いと感じ、警察へ通報したところ、「サイトに登録すれば現金がもらえる」といった嘘で金を振り込ませる手口とわかった。
また、ファミリーマート赤穂警察署前店の店長の大釜裕加子さん(48)=海浜町=は先月22日、ATMの操作方法を尋ねてきた女性客に事情を聴き、「すぐ警察に相談しましょう」と説得。「話し相手として登録すれば月30万円を受け取れる」という嘘で登録料をだまし取る手口から被害を防いだ。
2件の被害者は同一人物だった。横山博章署長から「しっかりと犯罪被害防止の意識をもって対応していただいた」と感謝を伝えられた2人は「勇気を出して声を掛けてよかった」(的場さん)、「私にも高齢の親があり、人ごとではありません。周囲が注意を呼び掛けることも必要」(大釜さん)と話した。
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掲載紙面(PDF):
2019年5月18日号(2325号) 1面 (5,882,531byte)
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