外来植物との戦いは春まで持ち越し
2008年12月06日
大津川で行われた外来種オオフサモの除去作業=大津自治会提供
オオフサモはアリノトウグサ科の多年草で南米原産。外来生物法で栽培、譲渡などが禁止されている。
地区住民によると、繁殖が始まったのは4〜5年前。当初は権現川と湯の内川が大津川に合流する地点でチラホラ見かける程度だったが、一昨年あたりから急激に増加。農業用水路にまで勢力を伸ばし始めたという。
除草剤はほとんど効き目がなく、昨年は重機で撤去したが、地下に残った根から再生。今年も8月ごろには3つの河川の水面を覆いつくした。
毎月1回施設周辺で清掃活動を行っている同園が「地域の役に立つなら」とボランティアを申し出た。住民や園と交流のある関西福祉大の学生らにも協力の輪が広がり、作業当日は総勢100人を超える人が集まった。
根を残さないために基本は手作業。1本ずつ抜根する人海戦術を展開し、2時間ほどで約5トンを回収した。
それでも除去できたのは全体の3分の1程度。オオフサモが繁っていた箇所はヨシなど在来植物が消失しており、生態系への影響が懸念される。関係者は「水温が上がる来春に第2弾を行い、完全撤去したい」と話している。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2008年12月6日(1824号) 4面 (9,448,123byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
有年地区でヒガンバナ復活大作戦 古新聞でエコバッグ 子ども食堂などで活用 [ ボランティア ] 2021年07月31日シルバー人材Sが赤穂城跡で清掃奉仕 [ ボランティア ] 2021年07月28日コンクリートの継ぎ目から伸びてスイカ [ 街ネタ ] 2021年07月27日消防殉職者慰霊碑で美化清掃 [ ボランティア ] 2021年07月25日3つのトマトが合体!? 種苗メーカー「珍しい」 [ 街ネタ ] 2021年07月21日熱海の土石流被災地へ義援金 29日に募金活動 カモもお米もすくすく育って 60年以上続く駅の生け花ボランティア [ ボランティア ] 2021年07月17日「探偵!ナイトスクープ」で積み木チャレンジ [ 街ネタ ] 2021年07月17日自治会が自主的に防災避難訓練 大木産業 みなと私募債で消毒液など寄贈 超規格外 じゃがいも重さ1・2キロ [ 街ネタ ] 2021年07月05日水路の泥をボランティアで除去 [ ボランティア ] 2021年07月04日つつじ賞、さくら賞など3個人3団体
コメントを書く