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義士ネコが全員集合 オリジナル人形展

 2019年11月04日 
黒猫を義士に見立てた創作人形「The47BlackCats」
 黒猫を赤穂義士に見立てたオリジナル創作人形の企画展「『令和だよ!全員集合』The47BlackCatsと仲間たち展」が加里屋の赤穂市立民俗資料館で4日から始まった。親しみのある義士ネコたちがずらりと並んでいる。
 加里屋のデザイナー、マサミマエカワさんが自身考案のキャラクターを基に一体ずつ石こう粘土で手作りし、アクリル絵の具でペイント。討ち入りバージョンをはじめ、白装束で三方に乗った「切腹バージョン」、ひな壇に並べた「お囃子バージョン」などがある。
 キャラクターが誕生したのは2002年。「赤穂義士のお話をより多くの人に知ってもらえるきっかけになれば」と図案化した。犬公方と呼ばれた将軍綱吉に対抗する象徴として猫をモチーフに選んだといい、討ち入り300年の翌年に人形を発表した。かわいらしさと楽しさが注目され、その後、京都、大阪、パリなどでも展示。絵本や切手にもなった。
 今回はこれまでに制作した全作品を一堂に展示。ル・ポン国際音楽祭を盛り上げようと作った「オーケストラバージョン」、仮名手本忠臣蔵七段目をモチーフにした「一力茶屋バージョン」など総数は250体に上る。絵本やポスター、カレンダーも展示している。
 マエカワさんは「全作品を同時に展示したのは今回が初めて。楽しんでもらえれば」と話している。
 12月15日(日)まで午前9時〜午後5時。水曜休館。入館料100円(小・中学生50円)。Tel42・1361。
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掲載紙面(PDF):
2019年11月9日号(2347号) 4面 (6,821,506byte)
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