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五輪延期で関連行事にも影響

 2020年03月31日 
 新型コロナウイルス感染症の拡大により東京五輪・パラリンピックの1年延期が決定したことを受け、関連行事への参加が決まっていた赤穂市内の関係者に話を聞いた。
 聖火リレーにランナーとして参加することになっていた会社員、大川裕司さん(47)=塩屋=。5月24日に宍粟市内を走ることまで決定していたが、延期決定翌日の3月25日に組織委員会から、大会延期日程に合わせて新たな聖火リレーの日程を定める旨のメールが届いたという。
 メールには、新たに聖火リレーがスタートする場合、現在決定している聖火ランナーに優先的に権利を認める旨も書かれてあったといい、「とりあえずほっとしました。どの時期に延期されても対応できるようにしっかり準備したい」と体力増進のためのランニングを今後も継続すると話した。
 「今の状況を考えると、延期はやむを得ない」と話すのは一般財団法人ジャパンアートマイル副理事長の塩飽康正さん(70)=大町=。理事長で妻の隆子さん(64)とともに、国際オリンピック委員会に登録している206の国・地域の子どもたちが日本の子どもたちと共同制作した絵画をオリンピック直前の前夜祭イベントで展示するプロジェクトを進めていた。
 「延期発表の後、案外早々に開催日程の発表がされたのは、当初の開催日程をそのままスライドさせる考えなのでは」と推測。前夜祭イベントについて、組織委員会からの公式発表はまだないが、「これから具体的な対応が決まっていくものと思う。どう進んで行くのかを注視するだけ」と冷静に見守り、「どのような状況になっても、何らかの形で作品を披露する場は設けたい」と話している。
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【関連記事】五輪聖火ランナーに塩屋の大川裕司さん


掲載紙面(PDF):
2020年4月4日号(2366号) 3面 (7,259,384byte)
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