詐欺被害防止へ防犯ペン立て
2020年09月21日
特殊詐欺被害防止を呼び掛ける小学生のメッセージ入りペン立て
「ちょっと待って!電話でのお金の話には要注意!」「かかってくるでんわにごようじん」などの注意文と警察官のイラストなどが印刷された厚紙製。市内小学1年生362人が一人一個ずつ空欄に「わるい人にだまされないで」「げんきにながいきしてね」などメッセージを自筆し、イラストをカラフルに塗り絵した。
敬老月間にちなみ、9月中に民生委員と市職員が個別訪問して配布。市社会福祉課によると、市内の白寿(99歳)は23人、米寿(88歳)は316人で全員に一個ずつ行き渡るという。
同署によると、今年に入ってから8月末までに兵庫県内で認知した特殊詐欺の被害件数は685件で被害総額は約11億7600万円に上る。前年同期(328件、約6億0940万円)に比べて2倍近く増えており、高齢者が狙われやすい。同署の柳川浩一・刑事生活安全課長は「電話や郵便を受けたとき、誰かに相談すれば被害を防げる。よく見えるところにペン立てを置いて防犯に役立てて」と呼び掛けている。
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掲載紙面(PDF):
2020年10月3日号(2387号) 4面 (8,274,756byte)
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