ペダル踏んで消毒 手作りして市に寄贈
2020年10月06日
桃井ミュージアムから赤穂市へ寄贈された手作りの足踏み式ディスペンサー
足元のペダルを踏むと、ワイヤーがつながった台の上のボトルから消毒用アルコールが吐出する仕組みで、ボトルのサイズや形状を問わず設置可能。ペダルとボトルは反対側にもあり、一台で入場と退出の双方向から利用できる。
新型コロナの緊急事態宣言が明けた今年5月、運営再開にあたって感染防止と安心安全を目的に、ものづくりが得意な同館支配人の長棟光亮さん(47)が考案。ホームセンターと百円均一ショップで買い集めた材料を使って組み立てた。プラスチックまな板を2枚重ねたペダルはよどよい弾力があり、「スムーズに消毒液が出る」と利用者に好評だ。
来館した市民病院職員が「うちにもほしい」と話しているのを長棟さんが耳にし、市に寄贈を申し出た。市は市民病院のほか市庁舎、歴史博物館などに設置することにしている。
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掲載紙面(PDF):
2020年10月10日号(2388号) 3面 (9,169,319byte)
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