歯と口の元気が健康長寿の源
2020年10月15日
「お口の元気度」もチェックしたオーラルフレイル健口教室
オーラルフレイルとは「口の機能の衰え」のこと。日本歯科医師会によると、「滑舌低下、食べこぼし、わずかなむせ、かめない食品が増える、口の乾燥」といった症状で、そのまま放置すると食べ物をかむ力が低下し、体力減退につながる恐れがあるという。
この日は相生・赤穂市郡歯科医師会の千崎達矢医師(38)=せんざき歯科医院=がフリップを使ってフレイル予防の重要性を講話。検査用のガムをかむ咀嚼力判定や口の中の乾燥度測定などで「お口の元気度」をチェックした上で、歯科衛生士の金谷雪詩さん(46)が舌やくちびる、喉の筋力を強くするための簡単なトレーニング方法をレクチャーした。
この教室は、兵庫県から委託を受けた県歯科医師会が姫路市、洲本市など県下7自治体で実施。赤穂市内では9月から12月にかけて5会場で行う。2〜3か月後にもう一度同じ会場に集まってトレーニング成果を確かめる予定で、参加した主婦の佐藤隆子さん(78)は「舌や喉が身体全体の健康につながっていることが勉強になりました。トレーニングを頑張ってみます」と話した。
「オーラルフレイルで知りたいことがあれば、かかりつけの歯医者さんに相談して」と千崎医師。相生・赤穂市郡歯科医師会の大西恒祐会長は「コロナ禍による外出自粛もあるかと思うが、歯科診療で患者がコロナに感染した報告は日本において1件もないので、受診抑制による口腔機能低下、歯周病悪化を避けるためにも安心して受診してほしい」と呼び掛けている。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2020年10月10日号(2388号) 3面 (9,169,319byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
「安全・安心なまちづくり」へ市民大会 [ 社会 ] 2017年11月25日播磨自然高原 県境越えて自治会発足 [ 社会 ] 2017年11月24日災害時の入院食確保へ連携訓練 [ 社会 ] 2017年11月22日健康寿命延ばす秘訣は「口の健康」 [ 社会 ] 2017年11月21日西豪州首相が赤穂市を表敬訪問 [ 社会 ] 2017年11月19日暴力追放市民大会24日開催 市民健康講座 74人に修了証 [ 社会 ] 2017年11月16日核兵器禁止条約「政府は批准を」市議会へ陳情 [ 社会 ] 2017年11月14日セキスイハイム山陽が防犯協定 [ 社会 ] 2017年11月13日「スウィーツ甲子園」へ赤穂塩ラスク 「アンデスの妖精」アルパカ誕生 [ 社会 ] 2017年11月06日11月は児童虐待防止推進月間 教専寺で十五世へ継職法要 [ 社会 ] 2017年11月03日幼小中合同で津波避難訓練 姉妹都市交流へ訪問団が結団式 [ 社会 ] 2017年10月31日
コメントを書く