文化財守る消防訓練
2008年02月02日
歴史博物館で行われた消火訓練
「同博物館の1階湯沸室より出火し1人負傷、さらに延焼して1人が逃げ遅れている」という設定で消防署職員25人と消防車両8台が参加した。
午前9時、同館職員からの通報により出動。現場に消防車が到着して1分後に放水が始まり、9時6分には中に取り残されていた職員を救出した。
市消防は、昭和24年1月26日に法隆寺金堂壁画が焼失したのにちなんで毎年1月下旬に市内の文化財で訓練を20年以上前から実施している。
指揮をとった川端康夫消防署長(59)は「いつもどおりの力が出せた。赤穂市ではすでに死傷者を出している。火の元に気をつけてほしい」と厳しい表情。
消火活動を体験した同館学芸員藤田忠彦さん(43)は「放水活動をしたのは初めてで、水圧に驚いた」とびっくりした様子。
消防訓練終了後は市内15箇所の文化財等に予防査察を実施し、各施設の保有する消火設備や避難経路の確認などの防災活動への意識を高めた。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2008年2月2日(1777号) 3面 (8,472,232byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
[ 社会 ]
赤穂では部分日食、7時半ごろピーク [ 社会 ] 2012年05月17日電力も地産地消へシフト [ 社会 ] 2012年05月15日津波からの避難場所を考える [ 社会 ] 2012年05月13日砂浜にぬかるみ、立ち入り禁止 [ 社会 ] 2012年05月12日スーパーでも「広報あこう」 [ 社会 ] 2012年05月11日震災がれき「受け入れ不可」と判断 [ 社会 ] 2012年05月10日坂越のみこしで石巻の子ら笑顔 堀部安兵衛のふるさとへ赤穂から“助太刀” [ 社会 ] 2012年05月09日商議所青年部会長に宮本氏 [ 社会 ] 2012年05月03日地域運動会で防災レース [ 社会 ] 2012年05月02日出る杭大会で赤穂の2団体入賞 [ 社会 ] 2012年05月01日息のむ恐さ、誓教寺の地獄絵 [ 社会 ] 2012年05月01日元消防分団長の粟井さんに瑞宝単光章 [ 社会 ] 2012年04月29日酪農家の丸尾さんに黄綬褒章 [ 社会 ] 2012年04月28日介護施設に“教室”再現「おとなの学校」 [ 社会 ] 2012年04月28日
コメントを書く