- トップページ>
- 絵本で世界を旅しよう>
- 記事詳細
かぜのでんわ
2021年03月11日
『かぜのでんわ』 ○作・絵/いもとようこ ○金の星社
そこに住む佐々木格さんが、病死した親族ともう一度話したいと設置し、東日本大震災の後、被災した人々の心の復興の助けになればと一般に公開しました。
電話機の横には、次のようなメッセージが書き添えられています。
「風の電話は心で話します 静かに目を閉じ 耳を澄ましてください 風の音が又は浪の音が或いは小鳥のさえずりが 聞こえたなら あなたの想いを伝えて下さい」
絵本は、
「やまのうえに1だいのでんわが おいてありました」から始まり、「とどいたんだ! みんなのおもいが とどいたんだ!」で終わります。
たくさんの人々(いろいろな動物に置き換えられていますが)の思いが、電話をかけることで伝われば…という気持ちが感じられるなんとも心の安らぐ物語です。
何度ページをめくっても、心が温かくなります。
* * *
『かぜのでんわ』○作・絵/いもとようこ○金の星社
<前の記事 |
[ 絵本で世界を旅しよう ]
コメントを書く