- トップページ>
- 絵本で世界を旅しよう>
- 記事詳細
かぜのでんわ
2021年03月11日
『かぜのでんわ』 ○作・絵/いもとようこ ○金の星社
そこに住む佐々木格さんが、病死した親族ともう一度話したいと設置し、東日本大震災の後、被災した人々の心の復興の助けになればと一般に公開しました。
電話機の横には、次のようなメッセージが書き添えられています。
「風の電話は心で話します 静かに目を閉じ 耳を澄ましてください 風の音が又は浪の音が或いは小鳥のさえずりが 聞こえたなら あなたの想いを伝えて下さい」
絵本は、
「やまのうえに1だいのでんわが おいてありました」から始まり、「とどいたんだ! みんなのおもいが とどいたんだ!」で終わります。
たくさんの人々(いろいろな動物に置き換えられていますが)の思いが、電話をかけることで伝われば…という気持ちが感じられるなんとも心の安らぐ物語です。
何度ページをめくっても、心が温かくなります。
* * *
『かぜのでんわ』○作・絵/いもとようこ○金の星社
<前の記事 |
[ 絵本で世界を旅しよう ]
60年前の絵本 2011年01月01日五十七冊目のクリスマスの絵本 2010年12月18日世界を動かした塩 2010年11月13日図書館とは… 2010年10月16日モグラと月 2010年09月18日神話の謎 2010年09月04日サボテンの白い花 2010年08月28日動物と子どもたち 2010年07月10日日本の読者に向けられた絵本 2010年07月03日黒人奴隷と民話 2010年06月19日おひるね 2010年06月12日おばあちゃんの言葉 2010年06月05日絵本大国の絵本 2010年05月29日心が癒された絵本 2010年05月22日火星探査機「ソジャーナ」 2010年05月01日
コメントを書く