山歩きのススメ(3)向山
2021年04月26日
向山のルートマップ
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頂上から東に瀬戸内海、西に市街地を一望できる向山(むかいやま、196・9メートル)には複数の登山ルートがある。特別養護老人ホーム「瀬戸内ホーム」近くの登山口からだと30〜40分ほどで頂上に達する。
昨年12月ごろから尾崎の萬代一三さん(87)ら有志が頂上までのルートを草刈り。笹が茂って30センチほどしかなかった道幅を2メートルほどに拡張した。その活動に呼応して今年1月ごろからは清水町の結城真弓さん(76)らが頂上付近の草を刈り、男性たちがのこぎりを使って枝払い。一帯は広場のようになり、眺望が格段に良くなった。
「元々はコロナで出掛けるところがなくなり、フレイル防止のために向山に登り始めました」と結城さん。作業を手伝うようになり、「もう少し、もう少しと草を刈っていくうちに、ここまで広くなりました。おかげで足腰も丈夫になって、肩こりもなくなった」と笑顔を見せた。2月には清水町の松村完治さん(74)が登山口や分岐点に道しるべを設置。初めて来た人でも迷わず登れるようになった。
萬代さんら山歩き仲間3人は向山の北にある丸山中腹に展望スペースを整備。道の端や樹木の周囲に縁石を並べ、廃品の椅子を置いて休憩場所を作った。眼下は東浜塩田を埋め戻すための土砂を採取した谷だといい、春には山桜が一面を彩るという。萬代さんは「身近なやすらぎの場になればと思って作業しました。最近はわざわざ遠くから登りに来てくれる人もあるのでうれしい」と話す。
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赤穂民報より
標高の低い山でも、道に迷って遭難したり、天候の急変、けがなどのリスクがあります。十分な準備と計画をして、無理せず安全に山歩きを楽しんでください。
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掲載紙面(PDF):
2021年4月24日号(2414号) 4面 (6,447,286byte)
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コメント
現在自然に還って登れないイメージだったのでルートを切り開いていただいたことは本当に感謝です。
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投稿:赤穂の夕日 2021年04月26日コメントを書く