水素エネ研究の西宮伸幸さん Eテレ出演
2021年05月11日
水素エネルギー協会の国際会議でスピーチする西宮伸幸さん=西宮さん提供
「脱炭素社会の実現へ!水素エネルギー最前線」の番組テーマで世界最先端のプロジェクトを解説する。
西宮さんは赤穂小から淳心学院中・高を経て東京大学理学部でエネルギー材料科学を専攻。通商産業省(現経済産業省)に入省し、太陽光、地熱などの活用へ向けて当時立ち上がったばかりの「サンシャイン計画(新エネルギー計画)」で水素を担当した。
退官後も企業や大学で研究を続け、2016年から昨年まで水素エネルギー協会の会長として研究全般を牽引。現在はJST(国立研究開発法人科学技術振興機構)未来社会創造プロジェクトで、水素を液化するための新技術「磁気冷凍法」の開発に取り組んでいる。
水素は熱や電気として利用でき、液化すればロケット燃料にも活用できる。燃焼しても水になるだけで二酸化炭素を排出しないため、地球温暖化問題を解決する切り札と目される。西宮さんは研究の初期段階から関わってきた世界でも数少ない科学者の一人だ。
西宮さんは「今後ビジネスモデルが確立すれば水素エネルギーの実用化が急速に進む」と予測する。番組では経産省の実証研究を紹介し、液体水素の将来性を展望。磁気冷凍法の開発プロジェクトを総括するプログラムマネジャーの立場で研究の最前線を解説する。再放送は5月22日(土)午前11時〜11時半。
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掲載紙面(PDF):
2021年5月15日号(2416号) 2面 (8,445,863byte)
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コメント
昨日、テレビを視聴させて頂きました。立派な研究をされており、感動いたしました。赤穂市としても、色んな分野で活躍している人をもっと
紹介してはどうでしょうか。
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投稿:赤穂人 2021年05月17日コメントを書く