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大規模接種へ薬剤師会が研修

 2021年06月20日 
大規模接種会場での従事へ向けて行われたコロナワクチン接種研修会
 赤相薬剤師会(33薬局)は20日、新型コロナウイルスワクチン接種研修会を開催。赤相地区の薬剤師47人が参加し、ワクチンの正しい取り扱いを受講した。受講者らは6月26日から赤穂市が実施する大規模接種会場でワクチンの希釈を担う。
 研修会は市役所2階会議室で行われ、コロナワクチンの取り扱いに詳しい赤穂中央病院とIHI播磨病院の薬剤部がワクチン解凍後の保管条件や「衝撃と光に弱い」などの注意点について説明した。受講者らはビタミン剤をワクチンに見立て、生理食塩水で薄めて小瓶から注射器に取り分ける作業を実習。目盛りを確かめながら慎重に指先を動かした。
 赤穂市の大規模接種会場は1日最大1134人の接種を予定。必要な医療従事者の確保が課題となっていた。同会によると、市の要請を受けて会員の薬局に呼び掛けたところ、複数の薬剤師の派遣を申し出た薬局もあり、約50人が志願したという。
 「急な要請だったにもかかわらず、多くの会員が薬剤師としての使命感をもって協力を申し出てくれた」と寺田晋一郎会長(66)。すでに全員がワクチン2回接種を終えており、研修に参加した小西恭子さん(53)=中広=は「地域に貢献できるよう頑張ろうという気持ちです」と意欲を語った。
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