「東之浜の海岸守」に大臣表彰
2021年08月07日
長年の海岸清掃奉仕の功績で国土交通大臣表彰を授与された網家義郎さん
国重要無形民俗文化財「坂越の船祭」で祭礼船が発着する東之浜にほど近い自宅で生まれ育った網家さん。浜を含む一帯が「坂越ふるさと海岸」として整備され始めた2002年ごろから、海岸に漂着した流木や空き缶などを拾い集める活動を始めた。
漂着物だけでなく、心ない観光客が散らかしたバーベキューや花火の残骸も掃除。台風の後は大量に打ち上げられたごみや海藻を黙々と片付けた。一昨年に脳梗塞を患ったが幸い後遺症はなく、退院から2〜3か月後には活動を再開。がんじきを手に砂浜のごみを集める網家さんの姿を地元で知らない人はいない。
今回の表彰は、網家さんの善行を知った国土交通省近畿地方整備局が「海をきれいにするための一般協力者」として表彰候補に推薦。7月26日に神戸市内で行われた授与式には「法事のときくらいしか着けたことない」というネクタイを締めて出席した。
「こんなりっぱな表彰をしてもらえるとは思わなんだ」と網家さん。今年1月に腰椎を圧迫骨折し、現在は活動を自重。「もう年も年なんで、無理はできん」と言いながらも、「調子が良うなったら、また始める」と奉仕の精神は変わらない。
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掲載紙面(PDF):
2021年8月7日号(2427号) 1面 (5,334,492byte)
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コメント
見た感じ、地元民ではないようですが、警察は動いてくれないのでしょうか?
昨日、明石市の市長は、危険運転を繰り返す連中を殺人未遂で刑事告発したようですが、坂越も、近くで子供が泳いでおり、大変危険です。
法的な根拠は知りませんが、坂越の治安と、今後の観光の方向性を考えて、早急に対策を願いたいものです。
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投稿:網家さんの善意も水の泡 2021年08月08日コメントを書く