「かんぽの宿赤穂」来年4月に事業譲渡
2021年10月14日
来年4月に別会社に売却されることが決まった「かんぽの宿赤穂」=日本郵政提供
日本郵政によると、かんぽの宿事業は「恒常的な赤字体質」にあり、年平均46億円の経常損失が続いていたという。昨年度はコロナ禍で経常損失が約113億円に拡大。「地域の貴重な集客拠点、雇用の場として存在し得るためには、ホテル・旅館の運営に実績、意欲のある事業者への譲渡が最善」と判断したという。
かんぽの宿赤穂の譲渡日は2022年4月5日を予定。譲渡後の施設名称は未定だが、「現在と同様のサービスを提供する」としている。従業員の雇用は原則維持し、取引業者との契約については「今後相談させていただく」としている。
かんぽの宿赤穂は「赤穂簡易保険保養センター」として1974年開業。2007年の郵政民営化に伴い、現在の名称となった。今年2月にリニューアルオープンし客室数は49室で定員147人。日本郵政によると、2018年度の平均稼働率は76・3%で宿泊人数3万2459人、日帰り利用人数6万0056人。
マイステイズ・ホテル・マネジメントは1999年にウイークリーマンションの管理運営会社として設立。2005年からホテル事業へ参入した。北海道から沖縄まで100棟を超えるシティホテルやリゾートホテルなどを運営している。
<前の記事 |
関連サイト:
【関連記事】かんぽの宿赤穂 5日再オープン 日帰り入浴6日から
掲載紙面(PDF):
2021年10月23日号(2435号) 3面 (8,724,503byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
市独自の中小企業給付金 6月30日から受付 「揖保乃糸」が売れれば赤穂塩も [ 商業・経済 ] 2020年06月22日調査回答社の半数「売上50%以上減」 [ 商業・経済 ] 2020年06月19日「日本遺産」「温泉」観光PRも再開へ [ 商業・経済 ] 2020年06月19日「ウェルカム赤穂」丸2日で予算消化 観光協会新会長に鹿久居荘の春本新二氏 宿泊料最大1万円お得 市民も利用可 [ 商業・経済 ] 2020年06月15日売上減の中小事業者に給付金10万円、家賃補助5万円 バブル崩壊下回り過去最悪 景気動向調査 [ 商業・経済 ] 2020年06月06日レナウンの基礎築いた尾上設蔵 「現代の名工」直伝 焼き菓子新発売 [ 商業・経済 ] 2020年06月05日テイクアウト利用「増えた」8割超 米の作付意向 2年連続で増加傾向 [ 商業・経済 ] 2020年06月03日新型コロナ追加支援策 6月議会に上程へ 飲食店テイクアウトの利用傾向を調査
コメント
どちらかと云えば、駅前ビジネスホテル中心で、細やかなおもてなしが求められる観光地のホテルは、まだ、実績がないマイステイズです。
赤穂のかんぽは、かんぽグループの中でも、業績は優良でした。
なので、投資目的の一時買収で、転売、転売、結局、廃業にならないようお願いしたいです。
21 2
投稿:残念です 2021年10月15日コメントを書く