国天然記念物の生島で10年ぶり植生調査
2021年11月08日
10年ぶりに実施された生島の植生調査
生島は坂越湾に浮かぶ無人島で面積8・1ヘクタール。古来より大避神社の禁足地だったため原始に近い状態の樹林が保たれ、1924年(大正13)に国天然記念物、57年(昭和32)に国立公園特別保護区となった。しかし、70年代ごろから、つる性植物のムベが勢力を伸ばし、既存の樹木に巻き付いて枯死させる恐れが生じた。2002年に服部氏らの呼び掛けで市民ボランティア約250人が島へ渡り、約1万5000本のムベを伐採した。
植生調査は伐採10年目の2011年に実施して以来10年ぶり。「兵庫県みどりのヘリテージマネージャー会」を中心に2日間にわたって延べ約40人が参加した。伐採時に島内8か所に設定した永久調査区(1辺10メートル)で生息している植物の種類や樹高、周囲長などを細かく記録。ムベが再び繁茂していないかどうか確認した。
「心配していたムベがそれほど見られなかったので安心した」と服部氏。今回の調査結果を報告書にまとめ、来年2月ごろ刊行する予定という。
<前の記事 |
児童合唱団 イブに定期演奏会 浅野陣屋「株式会社で活用」提案 [ 文化・歴史 ] 2017年12月15日「日本文化学びたい」マレーシアから短期留学 [ 社会 ] 2017年12月13日第47回義士祭奉賛学童書道展の入賞者 中世寺院跡をゆかりの門徒ら整備 礎石も発見 [ 文化・歴史 ] 2017年12月12日市美展無鑑査の橋本正史さん「麗しき西播磨」展 [ 文化・歴史 ] 2017年12月12日「9条改憲NO!」赤穂でも署名活動 [ 社会 ] 2017年12月11日「倒壊建物」で災害救助訓練 [ 社会 ] 2017年12月10日「子どもたちに生きる力育む機会を」 [ 社会 ] 2017年12月10日《西有年産廃》町議会特別委「継続審査」へ 《西有年産廃》事業者「事前協議書は準備」 [ 社会 ] 2017年12月09日子どもたちが忠臣蔵寸劇を熱演 《西有年産廃》上郡町議会 8日に請願者から意見聴取 手作りストラップで交通安全呼び掛け 愛好者らが熱戦 忠臣蔵囲碁大会 [ 文化・歴史 ] 2017年12月03日
コメントを書く