オンラインでヒューマンケア研究学会 関福大から発信
2021年11月15日
ヒューマンケア研究学会学術集会でリモートであいさつする泊祐子・学術集会長
「コロナ禍における看護実践・教育の現状と課題」をテーマに看護師や保健師の4人のシンポジストがリモートで実践事例をスピーチ。約50人がオンラインで参加した。
イギリスの大学で看護学を学ぶ永谷温幸さんは英国内における感染拡大の経過と現状を報告。岡山市内の訪問診療専門クリニックで看護師として勤務する冠野真弓さんは、コロナ禍で病院や施設での面会が制限される中、在宅療養を選択する患者や家族が増加していると指摘した。
姫路聖マリア病院で看護師の教育責任者を務める城尾恵子さんは、国内の新卒看護師の離職率が2020年度に上昇した誘引の一つに「コロナ禍という環境も当然含まれる」とし、新任者へのメンタルヘルスケアの新たな対策と実践を語った。宍粟市役所の保健福祉課保健師の間村優子さんは、コロナ感染患者や濃厚接触者への市独自のスピーディな支援を紹介し、今後の「ステイホームからくるフレイル、うつ」の課題と予測を話した。
同学術集会は昨年、コロナ禍で中止となり2年ぶりの開催だった。活発な質疑応答があり、学術集会長としてシンポジウムを進行した泊祐子・同大学大学院教授は「保健、医療、福祉の分野で従事している人たちは様々な苦悩や疲弊の中、人々の暮らしを支える日々を重ねている。今回のシンポジウムが明日からの看護実践や教育研究活動に寄与できれば」と話している。
<前の記事 |
赤穂健福管内で新規感染23人 [ 社会 ] 2022年01月18日成人式出席者のコロナ陽性「濃厚接触者はなし」 [ 社会 ] 2022年01月17日赤穂健福管内で新規感染3人 [ 社会 ] 2022年01月17日赤穂健福管内居住の18人が新規感染 [ 社会 ] 2022年01月16日砂子橋が完成 渡り初めで祝う [ 社会 ] 2022年01月16日赤穂健福管内で新規感染24人 過去最多 [ 社会 ] 2022年01月15日《市民病院医療事故多発》学会が情報開示要請 [ 社会 ] 2022年01月15日《市民病院医療事故多発》あまりに多い問題点(下) [ 社会 ] 2022年01月15日地域猫活動 クラウドFで支援募集 成人祝賀式 次回から「二十歳のつどい」 昨年8月以来の新規陽性者2桁 [ 社会 ] 2022年01月14日感染急拡大受け消防出初式を中止 [ 社会 ] 2022年01月14日成人祝賀式の出席者1人がコロナ陽性 [ 社会 ] 2022年01月14日3回目接種の予約スケジュール公表 [ 社会 ] 2022年01月14日赤穂健福管内で新規感染8人 中等症も [ 社会 ] 2022年01月13日
コメントを書く