戦没者追悼式 慰霊と平和誓う
2021年11月19日
戦争で亡くなった赤穂市出身者を慰霊する赤穂市戦没者追悼式が中広の市総合福祉会館で19日に行われ、来賓と遺族関係者など約80人が参列した。
市遺族会によると、明治10年(1877)の西南戦争以降、赤穂市出身の1381人が戦争で命を失った。追悼式は戦没者の慰霊と平和祈念を目的に1996年から市内全域を対象に開いている。
式典で竹谷政弘会長(80)は「終戦から76年の歳月が過ぎ去ったが、今もなお悲痛な想いが胸に迫る。祖国に帰ることの叶わなかった皆様の無念さに心からご冥福をお祈り申し上げます」と式辞。「悲惨な戦争によって幾多の尊い犠牲があったことを風化させることなく、次の世代にしっかりと伝えていくことが今を生きる私たちの務め」と歴史の継承を誓った。
参列者は祭壇に白菊を一輪ずつ手向けて慰霊。先の大戦で兄2人を含む親族3人が戦死したという砂子の女性(85)は「悲しんでいた両親の姿が忘れられません。二度と戦争がないように願います」と静かに語った。
掲載紙面(PDF):
2021年11月27日号(2440号) 2面 (7,545,381byte)
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市遺族会によると、明治10年(1877)の西南戦争以降、赤穂市出身の1381人が戦争で命を失った。追悼式は戦没者の慰霊と平和祈念を目的に1996年から市内全域を対象に開いている。
式典で竹谷政弘会長(80)は「終戦から76年の歳月が過ぎ去ったが、今もなお悲痛な想いが胸に迫る。祖国に帰ることの叶わなかった皆様の無念さに心からご冥福をお祈り申し上げます」と式辞。「悲惨な戦争によって幾多の尊い犠牲があったことを風化させることなく、次の世代にしっかりと伝えていくことが今を生きる私たちの務め」と歴史の継承を誓った。
参列者は祭壇に白菊を一輪ずつ手向けて慰霊。先の大戦で兄2人を含む親族3人が戦死したという砂子の女性(85)は「悲しんでいた両親の姿が忘れられません。二度と戦争がないように願います」と静かに語った。
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