播磨初 女子学童野球チームが誕生
2022年04月02日
赤穂市内初の女子少年野球チームとして発足した「赤穂ネクサス」
兵庫県軟式野球連盟によると、連盟に登録した女子少年野球チームとしては8団体目で阪神間、丹波市を除くと初めて。球団名は英語で「つなぐ」の意味で、高田理緒監督(23)=中広=は「つながりを大切にしてチームを作っていきたい」と話す。
市内の野球少年団はいずれも男女を問わず加入できるが、男子に気後れして入団を踏みとどまっているという声もあるという。「野球に興味のある子がプレーできる選択肢を増やしたい」と赤穂軟式野球協会の関係者らが数年前から女子チームの設立を準備してきた。
神戸弘陵3年のときに全国高校女子硬式野球選手権で優勝した高田監督を中心に、市内少年団の監督やコーチが所属チームの垣根を越えて指導に協力する。先月19日の初練習には体験入団1人を含む12人が集まった。今のところ、少年団と掛け持ちでプレーする選手が中心だが、今後は未経験者も含めて広くメンバーを募り、裾野を広げていく。
毎週土曜日の午後に城南緑地の「赤穂トラストホープ球場」や千種川河川敷などで練習する。今月23日には早くも最初の公式大会に参戦。チームカラーのレッドを基調にしたユニフォームは製作中のため、赤穂市選抜のユニフォームを借りて出場する予定だ。初代キャプテンに指名された板屋町の梅田芽生さん(11)=塩屋小6年=は「みんなでつないで1点を取る野球で勝利を目指す」と意気込む。
球団代表の山下秀和さん(52)=有年横尾=は「将来的には中学、高校の世代の受け皿にもなり、野球をしたい女の子をつなぐチームにしたい」と抱負を話している。体験入団は随時受付中。用具の貸し出しあり。TEL090・3265・4534(山下代表)。
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2022年4月2日号(2457号) 1面 (9,501,397byte)
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