《市民病院医療事故多発》市長「依頼あれば懲戒諮問」前院長はノーコメント
2022年07月30日
赤穂市民病院の脳神経外科で医療過誤を含む医療事故が相次いで発生した問題で、当時院長だった藤井隆氏の責任について、牟礼正稔市長は20日の定例会見で、「病院から私に依頼があれば、懲戒審査委員会に諮問したいと考えている」と述べ、前院長に何らかの処分を下す可能性に言及した。
一連の医療事故をめぐっては、病院は6月28日に開いた謝罪会見で、医療安全推進室が院内医療事故調査委員会の開催を進言したにもかかわらず、「院長(藤井氏)の判断で開かれなかった」と明らかにしている。
藤井氏は今年3月の退任会見で自身の責任の取り方について「公務員なので、市の判断に委ねたい」と発言。しかし、市が病院事務局を通じて本人の意思を確かめたところ、「何らかの退職金を返還するとかそういう意思はない」(牟礼氏)ことが確認できたという。藤井氏は3月末で退職し、現在はたつの市内の医療機関で勤務している。
定例会見で牟礼氏は退職者への懲戒処分について「まったくできないわけではないと思う。手続きに則ってやっていくことになる」と述べた。病院は「事実関係を整理の上、適切に対処する」としている。
藤井氏にも自身の責任などについて質問状を送ったが、「記者会見でお伝えしたとおりですので、今私の立場で何も申し上げることはございません」と返信があった。
掲載紙面(PDF):
2022年7月30日号(2471号) 1面 (12,259,950byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
赤穂市民病院の医療事故をめぐり、前院長を懲戒審査する可能性に言及した牟礼正稔市長
一連の医療事故をめぐっては、病院は6月28日に開いた謝罪会見で、医療安全推進室が院内医療事故調査委員会の開催を進言したにもかかわらず、「院長(藤井氏)の判断で開かれなかった」と明らかにしている。
藤井氏は今年3月の退任会見で自身の責任の取り方について「公務員なので、市の判断に委ねたい」と発言。しかし、市が病院事務局を通じて本人の意思を確かめたところ、「何らかの退職金を返還するとかそういう意思はない」(牟礼氏)ことが確認できたという。藤井氏は3月末で退職し、現在はたつの市内の医療機関で勤務している。
定例会見で牟礼氏は退職者への懲戒処分について「まったくできないわけではないと思う。手続きに則ってやっていくことになる」と述べた。病院は「事実関係を整理の上、適切に対処する」としている。
藤井氏にも自身の責任などについて質問状を送ったが、「記者会見でお伝えしたとおりですので、今私の立場で何も申し上げることはございません」と返信があった。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2022年7月30日号(2471号) 1面 (12,259,950byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
[ 社会 ]
民間の「目」で高齢者見守り [ 社会 ] 2015年04月22日平成27年度の市自治功労者 [ 社会 ] 2015年04月21日商議所青年部会長に矢野氏 [ 社会 ] 2015年04月20日プロバスクラブ新会長に玉置氏 [ 社会 ] 2015年04月20日消防功労者表彰 [ 社会 ] 2015年04月20日周世の専念寺で継職法要 [ 社会 ] 2015年04月19日文化財保護へ防犯パトロール強化 「夢育む教育目指す」新教育長インタビュー [ 社会 ] 2015年04月17日第3子以降の出産・入学に祝金 [ 社会 ] 2015年04月07日使命に殉じた消防人に哀悼 [ 社会 ] 2015年04月05日「物いたわる心を」人形供養祭30回目 [ 社会 ] 2015年04月05日県議選、無投票で長岡氏が4選 [ 社会 ] 2015年04月03日県議選告示、4選目指す現職が出馬 [ 社会 ] 2015年04月03日市教委の26年度末異動(一般教職員分) [ 社会 ] 2015年04月01日消防団の新任役員 [ 社会 ] 2015年04月01日
コメント
39 15
投稿:K 2022年07月30日コメントを書く