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《福浦産廃》「計画通り埋め戻しを」市民の会が要望書

 2022年09月12日 
 兵庫奥栄建設(神戸市灘区、米田憲二社長)が産業廃棄物最終処分場への転用を計画している福浦の採石場跡地をめぐり、「産廃最終処分場建設反対赤穂市民の会」は12日、当初計画通り建設残土で跡地を埋め戻すよう求める要望書を同社へ提出した。

埋め戻しと緑化の実行と産廃処分場建設計画断念を求める要望書を事業者に手渡す勝田三好会長(右)


 同採石場での採掘活動は2010年に完了。同社がその翌年に県へ提出した「緑化計画書」では、採掘で生じた穴約10・8ヘクタールを16年までに埋め戻す計画になっていたが実行されていない。県は昨年8月、毎年10万立方メートル分の容量を埋め戻すことを条件に3度目となる事業期間延長を認可したが、1年が経過した現時点で着手された形跡はない。

 この日、同会は同社の採石場跡地を十数人で訪問。勝田三好会長が「市民共有の財産である山林、瀬戸内海に係る全ての自然をこれ以上、破壊しないでいただきたい」などとする要望書を読み上げ、建設残土による埋め戻しと緑化の実行、産廃処分場建設計画の断念を求めた。

 「計画を断念されるまで、断固として反対していく」と勝田会長。要望書を受け取った同社役員は「主旨は理解できる。要望を真摯に受け止め、会社として対応を検討したい」と話した。
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掲載紙面(PDF):
2022年9月17日号(2477号) 1面 (8,015,563byte)
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コメント

事業を計画し、兵庫県に申請、許可されたら仕事を進めるのが当たり前と思う。しかしこの業者は、全くその気配すらない。ほぼ12年前に採石終了し、砕石跡を大きな穴のまま放置している。埋め戻しを5年毎2回延期し、今回で3度目。それも今回は、1年毎の作業実施を具体的にして県から許可を取っているのにそれもほったらかし。後始末をしないこんな杜撰な企業は信用できない。赤穂市は、環境保全協定に従って、業者に意見を述べるべきです。50年前から採石している当初の計画通り「安全な建設残土で速やかに埋め戻し」を実施するよう話をすべきです。協定書は、対等な立場であります。赤穂市がしっかり意見を申し入れ協議、事業完済に決着をつけるべきです。

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投稿:世間の常識 2022年09月16日

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