ハマウツボ保全20年 県から功労者表彰
2023年07月15日
兵庫県版レッドデータブックAランクに選定されている希少植物・ハマウツボの群落を長年保護している「高雄地区水辺づくり協議会」が兵庫県の環境保全功労者表彰を受賞した。自治会を中心に地元小学校やPTAも加わる地域ぐるみの活動が評価された。
ハマウツボはカワラヨモギの根に寄生する一年草で、高雄小学校近くの千種川河川敷は兵庫県内で2か所しかない自生地の一つとして知られる。協議会は「ハマウツボを地域の宝として守り育てよう」と自治会と学校、PTAなどで2004年に発足。協議会が定期的に除草して管理する約1000平方メートルの保護区は児童たちの観察学習の場となり、調査統計の方法や発表資料づくりのノウハウ、環境保全の大切さなどを学んでいる。
今年も6月に児童らがハマウツボの個体数を調査。保護区内に生息する株を一本一本数え、3013本を確認した。活動に参加した6年の安井奨真君(11)は「ハマウツボはどこにでもあるものでないので、みんなで守っていきたい」。池田達哉校長は「子どもたちが安心して学べる環境を地域のみなさんが整えてくれていることがありがたい。高雄小ならではの特色ある学習として今後も取り組んでいきたい」と話す。
協議会の発足から今年で20年目。5代目となる溝田泰司会長は「これまで活動に関わった方たちが道筋をつくってくれたことが今につながっている。これからも地域の宝として保全していきたい」と表彰を機に改めて誓った。
掲載紙面(PDF):
2023年7月15日号(2515号) 1面 (6,098,584byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
兵庫県の環境保全功労者表彰を池田達哉校長や子どもたちと喜ぶ溝田泰司会長
ハマウツボはカワラヨモギの根に寄生する一年草で、高雄小学校近くの千種川河川敷は兵庫県内で2か所しかない自生地の一つとして知られる。協議会は「ハマウツボを地域の宝として守り育てよう」と自治会と学校、PTAなどで2004年に発足。協議会が定期的に除草して管理する約1000平方メートルの保護区は児童たちの観察学習の場となり、調査統計の方法や発表資料づくりのノウハウ、環境保全の大切さなどを学んでいる。
今年も6月に児童らがハマウツボの個体数を調査。保護区内に生息する株を一本一本数え、3013本を確認した。活動に参加した6年の安井奨真君(11)は「ハマウツボはどこにでもあるものでないので、みんなで守っていきたい」。池田達哉校長は「子どもたちが安心して学べる環境を地域のみなさんが整えてくれていることがありがたい。高雄小ならではの特色ある学習として今後も取り組んでいきたい」と話す。
協議会の発足から今年で20年目。5代目となる溝田泰司会長は「これまで活動に関わった方たちが道筋をつくってくれたことが今につながっている。これからも地域の宝として保全していきたい」と表彰を機に改めて誓った。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2023年7月15日号(2515号) 1面 (6,098,584byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
「さこし歴史と自然の森」が完成 6日から春の交通安全運動 [ 社会 ] 2008年04月05日市民病院が出産受け入れ制限 [ 社会 ] 2008年04月05日赤穂で初の歩車分離信号 [ 社会 ] 2008年04月01日赤穂市の教職員異動 [ 社会 ] 2008年04月01日赤穂市内でもガソリン値下げ [ 社会 ] 2008年04月01日赤穂市の人事異動 2008年4月 [ 社会 ] 2008年03月30日アートマイルの塩飽さんに日本人初“地球功労賞” [ 社会 ] 2008年03月29日新小学一年生に蛍光カバー 年間観光客数190万人に [ 社会 ] 2008年03月29日天然記念物の生島で樹林観察 南海地震想定して災害時訓練 [ 社会 ] 2008年03月29日地球のために自分にできること 第1期生61人が卒業 [ 社会 ] 2008年03月16日入場料お得な観光パス新発売 [ 社会 ] 2008年03月15日
コメントを書く