赤穂港に初の自衛艦 一般公開に1000人超
2023年12月11日
海上自衛隊の掃海艇「つのしま」の一般公開が10日、加里屋の赤穂港千鳥岸壁であり、1040人が見学した。
つのしま(全長54メートル、排水量510トン)は2000年に「すがしま型」掃海艇の3番艇として就役。機雷を捜索、処分するための探知機や情報処理装置などを搭載している。磁気を感じて爆発する磁気機雷から艇を守れるよう、木製の船体とアルミ合金などを使用したエンジンで建造されている。
自衛隊によると、赤穂港に自衛隊の船舶が入港したのは初めて。一般公開には開始前から大勢の見学希望者が列を作り、船を操縦する艦橋や乗員が休息する居住室、甲板にある20ミリ機関砲などを見学した。
つのしまは阪神基地(神戸市東灘区)を母港とし、大阪湾と紀伊水道などの警戒監視や爆発性危険物の処理などの任務に従事しているほか、2011年の東日本大震災では救援物資の輸送や行方不明者の捜索にも当たった。
艇長の須々木宏介3等海佐(34)は「護衛艦や潜水艦だけでなく、任務や役割をもった船があることを知ってもらえれば」と気さくに艦内を案内。将来の仕事として海上自衛隊への入隊を志望しているという姫路市緑台の中学1年、福井摩耶さん(12)は「装置がいっぱいあって難しそう」と説明に耳を傾けた。
掲載紙面(PDF):
2023年12月16日号(2534号) 3面 (7,670,683byte)
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赤穂港で行われた掃海艇「つのしま」の一般公開
つのしま(全長54メートル、排水量510トン)は2000年に「すがしま型」掃海艇の3番艇として就役。機雷を捜索、処分するための探知機や情報処理装置などを搭載している。磁気を感じて爆発する磁気機雷から艇を守れるよう、木製の船体とアルミ合金などを使用したエンジンで建造されている。
自衛隊によると、赤穂港に自衛隊の船舶が入港したのは初めて。一般公開には開始前から大勢の見学希望者が列を作り、船を操縦する艦橋や乗員が休息する居住室、甲板にある20ミリ機関砲などを見学した。
つのしまは阪神基地(神戸市東灘区)を母港とし、大阪湾と紀伊水道などの警戒監視や爆発性危険物の処理などの任務に従事しているほか、2011年の東日本大震災では救援物資の輸送や行方不明者の捜索にも当たった。
艇長の須々木宏介3等海佐(34)は「護衛艦や潜水艦だけでなく、任務や役割をもった船があることを知ってもらえれば」と気さくに艦内を案内。将来の仕事として海上自衛隊への入隊を志望しているという姫路市緑台の中学1年、福井摩耶さん(12)は「装置がいっぱいあって難しそう」と説明に耳を傾けた。
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