なぜ塩産地に? 「ブラタモリ」風動画でPRへ
2024年02月10日
「『日本第一』の塩を産したまち」として日本遺産にも認定された赤穂の魅力を歴史と地理の視点から発信しようと、市民有志のまちづくりグループ「播州赤穂の塩・ジオ研究会」がPR動画の自主製作に取り組んでいる。
タレントのタモリが司会するNHKの紀行・教養バラエティ番組「ブラタモリ」になぞらえ、関連スポットを巡り専門家の解説に耳を傾ける内容。2月中には完成した動画をインターネット上にアップする予定で幅広い世代への拡散を図る。
赤穂市には、「『日本第一』の塩を産したまち播州赤穂」と「北前船寄港地・船主集落」の2件の日本遺産と、約8260万年前の火山噴火で出来たカルデラ跡「赤穂コールドロン」がある。同研究会は赤穂特有の地形や地質が塩田の発展に深く関わり、塩を大坂や江戸に向けて積み出す物流拠点として北前船が寄港するようになった経緯に着目。県の「地域づくり活動応援事業」の補助でPR動画の製作に取り組んだ。
「赤穂はなぜ日本第一の塩の産地になったのか???」をテーマに、噴火した溶岩の痕跡が残る御崎と福浦、復元塩田のある赤穂海浜公園、北前船寄港地として栄えた坂越などで昨年12月中旬に撮影を行った。タモリのそっくりさんとしても活動する大分県日田市のアマチュア芸人ジョン森さんを聞き手に地質学者の乙藤洋一郎・神戸大学名誉教授や赤穂市教育委員会文化財課の荒木幸治係長といった専門家が地形の成り立ちや塩の歴史などを解説。赤穂高校の生徒4人がアシスタントとナレーションを務めた。
「赤穂でブラモリ」のタイトルで10分程度の映像4本に編集し、動画投稿サイト「ユーチューブ」で2月末公開予定。ロケ地を地図にまとめた「ブラ歩きマップ」も制作するという。同研究会副会長の江端恭臣さん(63)=尾崎=は「とても寒い中でしたが、専門家のみなさんや高校生、スタッフで楽しく撮影できました。若い世代にも赤穂の塩とジオの魅力に関心をもってもらえれば」と話している。
掲載紙面(PDF):
2024年2月10日号(2540号) 1面 (6,018,218byte)
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「赤穂でブラモリ」予告編
タレントのタモリが司会するNHKの紀行・教養バラエティ番組「ブラタモリ」になぞらえ、関連スポットを巡り専門家の解説に耳を傾ける内容。2月中には完成した動画をインターネット上にアップする予定で幅広い世代への拡散を図る。
赤穂市には、「『日本第一』の塩を産したまち播州赤穂」と「北前船寄港地・船主集落」の2件の日本遺産と、約8260万年前の火山噴火で出来たカルデラ跡「赤穂コールドロン」がある。同研究会は赤穂特有の地形や地質が塩田の発展に深く関わり、塩を大坂や江戸に向けて積み出す物流拠点として北前船が寄港するようになった経緯に着目。県の「地域づくり活動応援事業」の補助でPR動画の製作に取り組んだ。
「赤穂はなぜ日本第一の塩の産地になったのか???」をテーマに、噴火した溶岩の痕跡が残る御崎と福浦、復元塩田のある赤穂海浜公園、北前船寄港地として栄えた坂越などで昨年12月中旬に撮影を行った。タモリのそっくりさんとしても活動する大分県日田市のアマチュア芸人ジョン森さんを聞き手に地質学者の乙藤洋一郎・神戸大学名誉教授や赤穂市教育委員会文化財課の荒木幸治係長といった専門家が地形の成り立ちや塩の歴史などを解説。赤穂高校の生徒4人がアシスタントとナレーションを務めた。
「赤穂でブラモリ」のタイトルで10分程度の映像4本に編集し、動画投稿サイト「ユーチューブ」で2月末公開予定。ロケ地を地図にまとめた「ブラ歩きマップ」も制作するという。同研究会副会長の江端恭臣さん(63)=尾崎=は「とても寒い中でしたが、専門家のみなさんや高校生、スタッフで楽しく撮影できました。若い世代にも赤穂の塩とジオの魅力に関心をもってもらえれば」と話している。
タモリのそっくりさんと赤穂高校の生徒たちが出演する「赤穂でブラモリ」の撮影風景
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掲載紙面(PDF):
2024年2月10日号(2540号) 1面 (6,018,218byte)
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投稿:もりしお 2024年02月10日コメントを書く