石川で災害支援活動 赤穂高校定時制生徒らも奮闘
2024年05月31日
赤穂市と相生市の社会福祉協議会が募集した災害ボランティア20人が、能登半島地震で被災した石川県七尾市で活動。一行に参加した赤穂高校定時制の生徒4人が活動を通して感じたことを語った。
災害ボランティア活動に参加したのは、3年生の長尾隼斗さん(17)=南宮町=ら4人。テレビで被災地の様子を見て、「自分に出来る人助けはないか」と考えていたところ、学校玄関に掲出された募集ポスターを目にし、仲の良い同級生や後輩にも声を掛けたという。
先月17日深夜に社協がチャーターしたバスで赤穂を出発。約8時間かけて七尾市に到着した。現地ボランティアセンターの指示で被災家屋の後片付けや家具の運び出し、災害廃棄物仮置き場への運搬に汗を流した。その日の夕方に七尾を後にし、19日未明に赤穂に戻った。
0泊3日の強行軍。2年の牧村優羽(ゆうわ)さん(16)=塩屋=は「作業量が多くて、ひたすら作業に集中しました」と足が筋肉痛になるほど頑張った。被災住民から感謝の言葉を掛けられたという3年の内海条治郎さん(17)=真殿=は「もっと長く活動したかった」と振り返った。
現地では水道は復旧していたものの水圧が弱く、トイレは頻繁にパイプ詰まりを起こすため、地震から5か月以上経った今も簡易トイレで用を足している世帯が複数あったという。「地震の怖さ、被災生活の大変さに接することができ、自分にとって貴重な体験になりました」と2年の大林士鶴(しずる)さん(17)=上郡町高田台=。「機会があれば、もう一度現地で活動したい」とボランティアの募集情報をチェックしているという。
掲載紙面(PDF):
2024年6月8日号(2555号) 2面 (5,585,538byte)
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災害ボランティア活動に参加したのは、3年生の長尾隼斗さん(17)=南宮町=ら4人。テレビで被災地の様子を見て、「自分に出来る人助けはないか」と考えていたところ、学校玄関に掲出された募集ポスターを目にし、仲の良い同級生や後輩にも声を掛けたという。
先月17日深夜に社協がチャーターしたバスで赤穂を出発。約8時間かけて七尾市に到着した。現地ボランティアセンターの指示で被災家屋の後片付けや家具の運び出し、災害廃棄物仮置き場への運搬に汗を流した。その日の夕方に七尾を後にし、19日未明に赤穂に戻った。
0泊3日の強行軍。2年の牧村優羽(ゆうわ)さん(16)=塩屋=は「作業量が多くて、ひたすら作業に集中しました」と足が筋肉痛になるほど頑張った。被災住民から感謝の言葉を掛けられたという3年の内海条治郎さん(17)=真殿=は「もっと長く活動したかった」と振り返った。
現地では水道は復旧していたものの水圧が弱く、トイレは頻繁にパイプ詰まりを起こすため、地震から5か月以上経った今も簡易トイレで用を足している世帯が複数あったという。「地震の怖さ、被災生活の大変さに接することができ、自分にとって貴重な体験になりました」と2年の大林士鶴(しずる)さん(17)=上郡町高田台=。「機会があれば、もう一度現地で活動したい」とボランティアの募集情報をチェックしているという。
石川県七尾市で活動した災害ボランティアのみなさん=赤穂市社協提供
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