下水管理センターでバイオマス発電稼働
2024年06月04日
下水処理の過程で発生する可燃性ガスを燃料に活用するバイオマス発電設備が中広の下水管理センターに完成。1日から稼働した。
公募型プロポーザルで市と契約した、大阪ガス100%出資の「Daigasエナジー」(大阪市中央区)が発電設備を設置した。メンテナンス時を除いて24時間稼働し、一般家庭約80世帯の消費電力に相当する年間約34万キロワットを売電する。発電期間は2044年までの20年間で、市は土地使用料を含む約60万円を毎年同社から受け取る。100ボルトのコンセント10口を備え、災害時の非常用電源としても活用できる。
市下水道課によると、同センターで発生する可燃性ガスは場内のボイラー設備の燃料として再利用しているが、これまでは約63%は余剰となり焼却して大気に放出していた。今後はバイオマス発電に活用することにより、年間約150トン分の二酸化炭素削減につながるという。
現地で行われた完成式で同社の樋口清一・都市圏営業部長は「安全にしっかりと運営し、赤穂市の『ゼロカーボンシティ』に貢献していきたい」とあいさつ。牟礼正稔市長は「赤穂市にとって大事な一歩を踏み出せた。引き続き、脱炭素の取組を進めたい」と述べた。
掲載紙面(PDF):
2024年6月29日号(2557号) 2面 (5,292,909byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
赤穂市の下水管理センターに完成したバイオマス発電設備
公募型プロポーザルで市と契約した、大阪ガス100%出資の「Daigasエナジー」(大阪市中央区)が発電設備を設置した。メンテナンス時を除いて24時間稼働し、一般家庭約80世帯の消費電力に相当する年間約34万キロワットを売電する。発電期間は2044年までの20年間で、市は土地使用料を含む約60万円を毎年同社から受け取る。100ボルトのコンセント10口を備え、災害時の非常用電源としても活用できる。
市下水道課によると、同センターで発生する可燃性ガスは場内のボイラー設備の燃料として再利用しているが、これまでは約63%は余剰となり焼却して大気に放出していた。今後はバイオマス発電に活用することにより、年間約150トン分の二酸化炭素削減につながるという。
現地で行われた完成式で同社の樋口清一・都市圏営業部長は「安全にしっかりと運営し、赤穂市の『ゼロカーボンシティ』に貢献していきたい」とあいさつ。牟礼正稔市長は「赤穂市にとって大事な一歩を踏み出せた。引き続き、脱炭素の取組を進めたい」と述べた。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2024年6月29日号(2557号) 2面 (5,292,909byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
「働きたい会社見つかった」高2生ら工場見学 [ 商業・経済 ] 2023年08月19日小さじ半分加えるだけ 発泡酒が高級ビールの味に!? [ 商業・経済 ] 2023年08月08日豊作に笑顔 大津スイカ直売会12日と13日 学生らが空き家活用 夏季限定かき氷店 移住の若者2人が栽培 桃とブドウ出荷へ [ 商業・経済 ] 2023年07月15日「赤穂の企業に関心もって」高2生対象 工場見学ツアー TikTokでPR 人気クリエイター起用 [ 商業・経済 ] 2023年07月08日創業目指す短期集中講座「創業塾」 景気動向調査 4期連続で売上回復 [ 商業・経済 ] 2023年06月18日大津の酪農牧場 堆肥保管庫の建設計画 赤穂化成社長・池上良成氏に県功労者表彰 産業振興 ジオマテック赤穂工場 業績好調でライン増設へ [ 商業・経済 ] 2023年05月27日「社会担う一員に」新入社員のつどい 海浜公園に恐竜!? 新アトラクション開設 ふるさと納税返礼品に「赤穂のおむすびセット」 [ 商業・経済 ] 2023年03月31日
コメントを書く