新たな感染症に備え官民合同で訓練
2024年08月24日
原因不明の新興感染症を想定した対応訓練が22日、惣門町の赤穂中央病院(長尾俊彦院長)であり、西播磨医療圏の医療機関から医師、看護師など約60人が見学する中、初期対応や二次搬送の手順を確認した。
新たな感染症が認知されている海外から帰国した男性が発熱と息苦しさを訴えて予約なしで来院した、との想定で行われた。患者と付き添いの家族を問診したスタッフから情報を受け、呼吸器科の医師と看護師が防護服を装備して診察。「新興感染症疑い例」として保健所や消防など関係機関と連絡を取り合い、感染症指定医療機関へ転送するために患者を救急車に乗せるまでを訓練した。
訓練では、院内感染を防ぐために患者を高性能のパーテーション型空気清浄機のある隔離スペースへ誘導。患者が楽な体勢をとれるようにストレッチャーに寝かせ、酸素吸入を施した。保健所や消防の職員も訓練に参加し、一連の流れを体験した。
新興感染症を想定した訓練は赤穂市内では初めてといい、同病院の院内感染管理担当で訓練の進行係を務めた勝平真司課長は「官民が連携して地域を守る体制づくりには、平時から関係機関同士で顔の見える関係をつくっておくことが重要」とポイントを強調した。来年以降も赤穂市民病院と交互に会場を設営して訓練を実施する予定で、訓練の最後にあいさつした長尾院長は「協力して新たな感染症に立ち向かいたい」と締めくくった。
掲載紙面(PDF):
2024年8月24日号(2564号) 1面 (6,142,600byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
原因不明の新興感染症を想定して行われた訓練
新たな感染症が認知されている海外から帰国した男性が発熱と息苦しさを訴えて予約なしで来院した、との想定で行われた。患者と付き添いの家族を問診したスタッフから情報を受け、呼吸器科の医師と看護師が防護服を装備して診察。「新興感染症疑い例」として保健所や消防など関係機関と連絡を取り合い、感染症指定医療機関へ転送するために患者を救急車に乗せるまでを訓練した。
訓練では、院内感染を防ぐために患者を高性能のパーテーション型空気清浄機のある隔離スペースへ誘導。患者が楽な体勢をとれるようにストレッチャーに寝かせ、酸素吸入を施した。保健所や消防の職員も訓練に参加し、一連の流れを体験した。
新興感染症を想定した訓練は赤穂市内では初めてといい、同病院の院内感染管理担当で訓練の進行係を務めた勝平真司課長は「官民が連携して地域を守る体制づくりには、平時から関係機関同士で顔の見える関係をつくっておくことが重要」とポイントを強調した。来年以降も赤穂市民病院と交互に会場を設営して訓練を実施する予定で、訓練の最後にあいさつした長尾院長は「協力して新たな感染症に立ち向かいたい」と締めくくった。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2024年8月24日号(2564号) 1面 (6,142,600byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
《市民病院医療事故多発》16日に弁論準備手続 問われる過失責任 [ 社会 ] 2021年12月11日優良従業員 13事業所48人を表彰 市民病院 経営検討委報告書は越年の見通し 犯罪抑止へ年末特別警戒 赤穂署で発隊式 [ 社会 ] 2021年11月30日赤穂健福管内 直近2週間の新規陽性3人 [ 社会 ] 2021年11月30日海浜公園の大観覧車 来年1月10日で運転終了 「利剣」「蟹牡丹」など8種類 赤穂緞通柄タオル ボーイスカウト赤穂第一団 60周年で記念誌 海難救助協力の功績に「のじぎく賞」 教習所で高齢者の安全運転講習 [ 社会 ] 2021年11月22日動物ふれあい村 惜しまれつつ閉園 DMOテーマに市民フォーラム [ 社会 ] 2021年11月20日戦没者追悼式 慰霊と平和誓う スタントで事故再現 赤穂高校で自転車安全教室 [ 社会 ] 2021年11月19日令和4年成人式 前回に続き式典のみ
コメントを書く